投稿者プロフィール
Q. 投稿者(ペンネームorイニシャル)
SS
Q. 進学予定校
IESE Business School
Q. 進学予定校のカテゴリ
Full-Time MBA (2 year)
Q. 進学予定校の地域
ヨーロッパ
Q. 受験校
IESE
Q. インタビュー実施校
IESE
Q. 合格校
IESE
Q. 性別
男性
Q. 出願時年齢
26歳~30歳
Q. 海外経験と期間 (例: 旅行程度の経験以外無し、学生時に1年間米国に留学、入社後2年間シンガポール赴任、etc.)
学生時に1年間英国に留学、入社後2年間インドネシアに赴任
Q. 費用
私費
Q. 奨学金
応募・検討中
Q. 最終学歴 (国内/海外・国立/私立・大学/大学院・文系/理系)
国内・私立・大学・文系
Q. GPA
2.6/4
Q. 受験した試験と出願スコア (GMAT:点数(V/Q/IR/AWA)/GRE:点数(V/Q/AW)/TOEFL:点数(R/L/S/W)/IELTS:点数(R/L/S/W))
(GMAT:650(V30/Q49/IR8/AWA4) / TOEFL: 101(R27/L24/S25/W25)
Q. 塾
CAPLAN(GMAT)
Q. カウンセラー
Essay:オンラインのMBAエッセイカウンセラー、Interview:Berlitz
Introduction
Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。
航空会社で国内勤務4年、インドネシア駐在2年。
大学でイギリスに1年交換留学。
Why MBA?
Q. なぜ、留学に行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)
学生時代はMBAどころか、腰を据えて学ぶことは二度とないとさえ思っていました。
会社に入り、経験のみ物を言う環境に疑問を持ち始めた時期に、慕う先輩が退職時に薦めてくださったハーバードビジネスレビューを読み始め、自身のレベルアップには体系立った知識を学ぶ必要があると思い始めます。同時に、HBSのClayton M. Christensen教授が卒業生に送ったメッセージで、MBAを通じ幸せや人生を考えることの大切さを説いた記事に感銘を受け、MBAを通じ自分の情熱を見つけたいと思うようになりました。
Q. 留学の目的や活動予定について教えてください。
・卒業後のキャリア形成を一から考え、自身の情熱のありかを見つけたい。
・人生で一度は自身でビジネスを始めたく、知識と自信をつけその準備をしたい。
・Case Stydyを通じ、世界中から集まる学生の情熱、視点や見識を学び、どのような環境でも機能できる人間として、自身の幅を広げたい。
上述の通り、MBAは自身の情熱を探す機会とも捉えているので、明確なプランを持つ周りの方のスピードや計画に焦らず、人生を考える時間も持つ努力がこの2年のポイントと考えています。
Q. 留学後のビジョンを教えてください。
MBAを通じて得られるあらゆる機会にオープンでいることを前提に、現時点では短期間コンサルティングで自分を鍛え、その後起業、或はスタートアップへの参加を考えています。
Preparation for MBA Application
<概論>
留学を考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか。
・2017年6月 入社後最初の目標であった、駐在をしながら自社の海外ビジネスを知る機会を得る。
・2017年9月 ビジネスの全体像と自身のキャリアパスが見えた感覚を得ると同時に、それらにワクワクしていない自身に気づき、何かを変えるタイミングだと考え始める。頭の片隅にあったMBAの情報収集を始める。
・2017年10月 MBAといっても学校は数多くあり、かつ「次はMBAだ!」という決心もついていなかったので、まずは学校とプログラムを知るべくMBAフェアやイベントに手当たり次第参加する。
・2017年11月 MBAでなくとも、日本国外で何かをするにはTOEFLは必要だという漠然としたイメージからTOEFLを受ける。こんなもんか、と思う86点。落ち着いて考えると大学留学時より点数が低いことに気づき苦笑い。
・2017年12月 MBAへの興味が続くので、これは本格的にMBA受験をしようかと1年弱の受験計画を立てる。そんなに甘くはないことをまだ知らない平穏な日々が続く。
・2018年1月 英語も大分話す機会もできたし、今度こそ、という根拠のない自信から再度TOEFLを受けるが90点。自信は思い込みであったことをようやく理解する。MBA受験の具体的スケジュールをようやく考えると共に、現時点の実力では2018年Intakeには間に合わないと悟る。BerlitzでTOEFLに特化した練習を開始。同時に、GMATの講座があるKAPLANにて勉強を開始。
・2018年4月 自身のプロジェクトが上手くいき仕事が楽しくなる。多忙につきやむなくTOEFLを2度日程変更。学習に対する切迫感が薄れていく。
・2018年7月 GMATの回数制限をまだ知らず、力試しのつもりでGMATを受ける。420点。模試で取ったことののない400点台で機械の故障を疑う。もちろんそんなはずはなく実力にがっかり。真剣に勉強を始める。
・2018年9月 2度目のGMAT。650点
・2018年10月 TOEFL93点
・2018年11月 TOEFL101点
・2018年12月 元上司2名に推薦状の依頼。もともとMBAへの勉強を応援してくれていたのでスムーズに了承いただく。
・2019年1月 模試では700点以上出てるし、2019Intakeへの応募なら最後のタイミングと気合を入れてGMAT受験。以前より進歩を実感したが、人間の感覚とは適当なもので、結果610点。
・2019年1月 2019年Intakeに応募するつもりだったんだから応募しないと後悔する!と思いぱっとしない点数だが出願を決意。志望校順に準備。完璧主義の性格からか、納得いく出願書類に仕上げるのに思った以上の時間を要し、出願できたのは結果IESEのみだったが、選考を経て合格をいただけた。
Q. 大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)
・インターネットが主でした。シンガポールにも足を運び情報収集をしましたが、ジャカルタはMBAフェアへ参加する学校や個別相談会開催校が少なく、自然とインターネットを頼る機会が多かったです。一方、MBAマーケットが小さい分、卒業生などのコミュニティも小さく、一人に会えれば自然と様々な方と会える機会を持てました。
Q. 受験準備にかかった費用について、教えてください。
約50万円
Q. 留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しましたか。
進学後の費用は自身の貯蓄と親からの借り入れ、並びに学生ローンで賄う予定です。
<スコアメイク>
Q. TOEFL/IELTSについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
Berlitzでひたすら会話練習をし、英字新聞を読んでいましたが、早々にTOEFLに特化した勉強をすればよかったと反省しています。テストである以上対策があり、その対策でテストは早々にクリアし、Essayやインタビュー、その後のMBAの日々に活きる勉強をすることが時間の上手い使い方だと、今振り返ると感じます。
Q. GMAT・GREについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
GMATのVerbalには苦労しました。模擬試験では700点に達するのに実際の試験では上手くいかず仕舞いでした。GMATは時間をかければその分点数が上がる試験ではない、という私見から、GMATはGMATに特化した学習を短期集中で済ませてしまうことをお勧めします。
<Essay & interview>
Q. 上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください
Essay:インドネシアでEssayのカウンセラーは見つからず、オンラインのMBAエッセイカウンセラーを利用しました。文面だけでのやり取りなので、自身で大部分の内容を固めてからのやり取りになります。Essay作りは自身を知り自身を発信する機会であり、その後の面接、ひいては次の就職活動などにも活きる作業です。費用はかかりますが丁寧なサポートを受けられるサービスを利用しても良かったな、と終わってみて感じました。
Interview:Berlitzの先生がコンサルタント出身の非常に賢い方だったので、この方に質問を多く考えていただきインタビューの練習としました。実際のインタビューでは練習した質問は一つも出ませんでしたが、いかに自分に自信を持ってインタビューに臨めるかが私にとっては鍵だったので、この方法で良かったです。
Q. エッセイについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
自身で内容を決め、意味が伝わらない点や詳しく書くと強みになる点のアドバイスをアドバイザーにいただく形式で進めたため、ベストな題材を探す作業から多くは一人での作業でした。これでいいのかと自身に問いかけ続けるステップは答えのない答えを一人で探す、精神力を要する作業でした。私は第3者に見てもらうプロセスが欲しかったため、上述の通りアイデア出し、固める作業から誰か信頼できる方に見てもらえるならそれが良い選択肢だと思います。
Q. 推薦状について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
以前の上司2名にお願いしました。上司が多くない私にとって、信頼できMBA挑戦を応援してくださる方々が上司だったことは単純に恵まれていました。
ただ、MBAを存じ上げない方々だったため、推薦状を書いていただくにあたり、MBAで学びたいこと・学校選択の理由・自身が考える自身の強み弱みなど、参考になるであろう資料を作り渡しました。
Q. インタビューについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
一般的な質問から、学校の特徴や自身のCVを一読の上での質問などに回答する練習を繰り返しました。根気強くフィードバックをくれる方と練習できたことで、自身の意図をどうpositiveに表現できるか、表現の幅を広げる練習にもなりました。
一方、MBA後のキャリアについては明確なプランがなく、実際のインタビューではこれらの質問への回答に苦労しました。
Q. エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか。
ごく一般的な経歴であり客観的に自分を目立たせられる要素に乏しいため、他の素晴らしい応募者と自身が異なる点・光れる点をアピールできるよう内容を考えました。
<学校選択>
Q. 受験校はどのように選択しましたか。
自身のレベルアップと将来の幅を広げるため、一般的なMBAランキングの上位15校ほどを中心に検討しました。
MBAフェアや模擬授業などに参加し、自身がそこで学びたいと思える直感も大事にしながら、生徒の多様性とcase studyなど実践の中で学べる環境(lectureや知識偏重ではなく)など踏まえ選択しました。
Q. 進学校の決め手は何でしたか。
・2年制MBAであること
・学生が多様な文化的・職業的背景を持つこと
・ケーススタディの比率が高いこと
・私が会った複数のAlumniが皆親切かつ前向きで、この方々と切磋琢磨したいと直感的に思えたこと
<その他>
Q. キャンパスビジットを行った場合、実施時期や内容について教えてください。(ビジット実施校、実施時期、実施内容、訪問した人、選考においてどのような効果があったか、など)
キャンパスビジットは未実施。
Advice and Messages
Q. 失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。
多くの方が仰る通り、TOEFLとGMATは計画的に、かつ素早く終えることで、その後のEssayやInterviewといった、自分自身をアピールするための準備に時間を割けることをこの受験プロセスを経て実感しました。仕事などと受験の両立は簡単ではありませんが、受験プロセス自体からも学ぶこと・考えることは数多くあり、やる価値はあります。少しでも興味があれば、まずはフェアに参加するなど、本当に進みたい道か探ってみてもいいかもしれません。
Q. 一言メッセージ
卒業後に自分が何をしているのか想像がつかないこと、世界から集まる優秀で多様な方々から学べることにワクワクしている一方、新しい扉を開ける恐怖もあります。入学できる縁に恵まれたからには精一杯頑張る所存です。
体験記が将来の選択肢を増やし、モチベーションの一助になれば幸いです!