合格体験記 / MITスローン / MIT Sloan School of Management / Jiro

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投稿者プロフィール

Q. 投稿者(ペンネームorイニシャル)
Jiro

Q. 進学予定校
MIT Sloan School of Management

Q. 進学予定校のカテゴリ
Full-Time MBA

Q. 進学予定校の地域
アメリカ

Q. 受験校
MIT Sloan School of Management, Columbia Business School, Cornell University Johnson School of Management

Q. インタビュー実施校
上記三校

Q. 合格校
上記三校

Q. 性別
男性

Q. 出願時年齢
26歳~30歳

Q. 海外経験と期間 (例: 旅行程度の経験以外無し、学生時に1年間米国に留学、入社後2年間シンガポール赴任、etc.)
学生時に1年間シンガポール留学、入社後累計1年半(英国、米国)

Q. 費用
社費

Q. 奨学金

Q. 最終学歴 (国内/海外・国立/私立・大学/大学院・文系/理系)
国内・国立・文系

Q. GPA
3.73/4.0 (WES)

Q. 受験した試験と出願スコア (GMAT:点数(V/Q/IR/AWA)/GRE:点数(V/Q/AW)/TOEFL:点数(R/L/S/W)/IELTS:点数(R/L/S/W))
GMAT:730 (V38, Q50, IR6, AWA5.0)/IELTS: OA8.0 (R9.0, L8.0, W6.5, S7.5))

Q. 塾
Agos

Q. カウンセラー
Sam Haldeman

Introduction

Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。
経済学部卒業後、日系事業会社へ入社。①社内システムのPM業務を2年、②コンサルティング会社出向を含むグループ会社に対するDX戦略立案・推進支援に4年強関わっていました。

Why MBA?

Q. なぜ、留学に行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)
理由をあげるとキリがないですが、代表的なものは以下の通りでした。
①学生時代からの漠然とした憧れ。
②尊敬するMBA卒先輩社員の存在。
③経営者を目指すうえで、ITデジタルに限定されない体系的な経営知識が必要と感じた為。
④過去の経験から、体系的な知識を基盤にして業務を経験した方が成長速度が早いと考えた為。
⑤クロスボーダーM&A実行時にリーダシップを取れる力(特にPMI)がないと感じた為。

Q. 留学の目的や活動予定について教えてください。
アントレ分野/アナリティクスの授業・コミュニティにどっぷり浸かりたいと考えています。

Q. 留学後のビジョンを教えてください。 

Preparation for Application

<概論>
留学を考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか。
MBA受験を考え始めてから足掛け2年程度で合格に辿り着きました。かなり濃淡があった為、ざっくりと各要素に本格的に時間を費やした期間としては、IELTS2~3ヶ月、GMAT 6ヶ月、エッセイ・インタビュー対策に2ヶ月といったスケジュール感です。

2020年 2月 IELTS 7.0
2020年 7月 社費選考 不合格
— 色んな方向性を模索 (MOOC受講・卒業生との会話等) —
2021年 2月 IELTS 8.0
2021年 6月 社費選考 合格
2021年 9月 GMAT 730
2021年12月 第一志望校より合格通知受領/受験終了

Q. 大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)
公式・非公式問わず大規模なInfo Sessionに数回参加した上で、気になる方に直接コンタクトを取って合計10名強の方と個別に会話をさせて頂きました。また、志望校のYouTubeチャンネルやソーシャルメディアの記事を閲覧し、モチベーションの維持と情報収集を同時に行うことを意識していました。コロナ影響でキャンパスビジットは行っていません。

Q. 受験準備にかかった費用について、教えてください。 
約150万円

Q. 留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しましたか。

<スコアメイク>
Q. TOEFL/IELTSについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
学部の交換留学時に利用した為、MBA受験でもIELTSを選択しました。①スコアレンジの幅、②各校の足切り水準、③対面によるSpeakingを勘案すると、特段の拘りがない場合はIELTSを強く推奨したいと思います。

【Reading/Listening】
一定レベルの語彙力(8,000語程度)があれば、テスト形式に慣れることで、8.0以上のスコアが期待出来ると考えます。講座等は受講せずに公式問題集を4~5冊やり込みました。

【Speking】
IELTSのSpeakingは四半期毎に問題プールが設定されています。海外サイトを活用することで事前に予習することが出来ます。暗記は難しい(膨大で時間効率が悪い)ですが、回答方針の整理と独り言を繰り返せば、7.0以上は十分に狙えると考えています。

【Writing】
鬼門はWritingであり、採点基準が他セクションに比して明らかに厳しい傾向にあります。Writingのみはプロによるフィードバックを5セット程行いましたが、結果がついてきませんでした。他方、私のケースのように6.5というスコアでも他セクションの埋め合わせにより、OA8.0(日本人受験生の上位1%)も射程圏内であることから、自身の得手不得手に合わせ深追いをしないことも一案です。

Q. GMAT・GREについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
Agosの対策講座に加えて、公式問題集、GMAT Clubの有料サービスを活用しました。
近年、受験者のGMAT点数のインフレが続き、バックグラウンドによる差はあれど、平均的なM7受験者にとっては700越えは必須(出来れば各校平均の730↑)という印象です。逆にインフレの結果か、観測範囲に於いてスコア750↑等が合格率を数%押し上げる印象はなく、早期に700越えを実現した上で、エッセイ等に取り掛かることが近道と考えています。

非ネイティブを前提とした受験戦略は、M50↑/ V35↑の700~750が王道であり、勉強期間は①受験数学の有無、②語彙力で変わると感じています。Vはアルゴリズムの関係上、非ネイティブにはボラティリティが高い為、M50↑を死守することが肝要です。※私自身は初見模試700↑が4か月、本番730まで6ヵ月弱を要しました。

【Math】
ジェイマスを1周し①忘れていた公式、②英語数学表現の定着・習得をすることで、模試レベルではM48~50程度に落ち着きました。但し、本試は高難度問題のプールが模試に比して多く、Hard出題頻度が高い(各問題の難度は変わらない)と思われる為、タイムマネジメントと安定した正答率が必須になってきます。この点の改善にはGMAT Club Testが最も量・質共に充実しており、模擬テストを10セット強程度こなした辺りで本試でもM50を安定させることが出来ました。GMAT公式問題集のMathはAdvancedを除いて問題が簡単すぎる為、購入不要であったと思います。 ※私自身をサンプルにするとMathの学習には約80時間を要しました。

【Verbal】
前提として語彙力が12,000語程度あれば、SCを除いて極論慣れの世界であると感じました。語彙に不安があれば単語帳を早めに(前半1~2ヵ月)消化することを推奨したいです。既にTOEFL105/IELTS7.5程度ある場合、GMAT知識は3か月程度で飽和する一方で、本番はタイムマネジメントとメンタル状態でかなり結果が変わる為、Outputの安定に意識を向ける必要があったと振り返って感じます。※私自身をサンプルにするとVerbalの学習には約300時間を要しました。


Q. 上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください
カウンセラーはGC GlobalのSam Haldeman氏を起用しました。カウンセラー業界の数少ないMBAホルダーであり、シンガポール交換留学という共通点があったことからご縁を感じて決定しました。他カウンセラーを一切起用しなかった為、比較は難しいものの、指摘事項は明快で、エディティング能力は高く、レスポンスはとても速かったので、全体を通じてとてもお勧め出来るカウンセラーだと考えています。

Q. エッセイについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
スコアを除くアプリケーション・パッケージは個々のコンテンツ(点)が一つのストーリーとして繋がる(線)ことを意識して作成しました。コアとなる経験を棚卸した後は、Resume・Essay共に「何を伝えることが私の課題感及びゴールを伝えるのに適当か」を自身に問いながら引き算の方法で整理していきました。反論を恐れずに持論を述べると、エッセイは数か月かければクオリティが上がるものではなく、ストーリーの組み合わせを検討することが重要であると考えています。自身の作成工数は新テーマは2週間、過去の編集で済むものは1週間程度が目安でした(エピソードの棚卸後)。

Q. 推薦状について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

Q. インタビューについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
面接対策はインターネットで過去質問を収集し、回答を約40問分用意しました。当然ながら、聞かれ方により回答方針が異なる為、暗記ではなく引き出しを作ることに留めることを意識しました。練習の場は質より回数を重視し、アットイングリッシュ社のMBA面接対策(38,500円/10回)を活用。コスト・パフォーマンスが高い選択であったと考えています。また、日本人の受験同期との練習も新たな視点の獲得という意味に於いて非常に有効でした。

Q. エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか。

<学校選択>
Q. 受験校はどのように選択しましたか。
USトップ校を中心に、①テクノロジー関連プログラムの強さ、②ロケーション、③学校文化に係る優先順位と、a. 応募書類内の設問の関連性、b. スコア水準、c. 各ラウンドに於ける過去合格実績等の客観的な視点を総合的に勘案した上で、受験ポートフォリオを策定しました。

Q. 進学校の決め手は何でしたか。 

<その他>

Q. 奨学金に応募をした場合、奨学金の内容や応募方法などについて教えてください。

Advice and messages

Q. 失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。

Q. 一言メッセージ
・Holistic Evaluationの性質上、十人十色の受験体験が存在しており、他者のアドバイスを柔軟に取り入れる姿勢とブレない軸の両面が必要です。(私の受験体験記も話半分に受け止めて頂ければ幸いです。)
・受験生プールの中には、時にスーパーマン/ウーマンが存在しますが、過去は変えられない為、自分の立ち位置を見極めて堅実な努力を積み重ねること以外に近道はないと考えています。
・MBA受験中は「周囲に共感されない悩み」が多くなると思います。MBA受験経験者の大多数がそんな皆さんの味方をしてくれるので、是非周囲の人に思う存分頼りつつ受験期間も楽しんで頂ければと考えています。

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