投稿者プロフィール
ぽんこつ(男性)
31〜35歳(出願時期)
University of Michigan Ross School of Business(アメリカ・北米)/ Full-Time MBA
Q. 受験校および出願ラウンドを教えてください
Round 1 Anderson, McCombs Round 2 Ross,Haas,Kellogg
Q. インタビュー実施校を教えてください
Round 1 Anderson, McCombs
Round 2 Ross,Haas,Kellogg
Q. 受験結果を教えてください
合格:Ross($) ,Anderson, McCombs($)
不合格:Kellogg
WL:Haas(→辞退)
Q. 進学予定先の費用工面を教えてください
社費
Q. 進学にあたり、奨学金を活用されますか
未取得
Q. 最終学歴 を教えてください(国内/海外・国立/私立・大学/大学院・文系/理系)
国立大学 / 経済学部 / 文系
Q. GPAを教えてください
N/A ※私の在籍時は公式スコアを出していなかったので全校にN/Aで提出しました。Rossのみ、合格後の手続きでWES換算を求められました。
Q. 受験した試験と出願スコアを教えてください
(GMAT:点数(V/Q/IR/AWA)/GRE:点数(V/Q/AW)/TOEFL:点数(R/L/S/W)/IELTS:点数(R/L/S/W))
IELTS 7.0(R7.5L7.0S7.5W6.0) 2023.12取得
EA 159(Q18 V9 IR12) 2024.9取得→Round1で使用
GMAT 665(Q87 V81 DI81) 2024.12取得→Round2で使用
Q. 受験するにあたり使用していた塾を教えてください
GMAT:Affinity(RC,CR), Gprep(Verbalのカウンセリングのみ)
Q. 受験するにあたり使用していたカウンセラーを教えてください
AGOS岡田さん(ネイティブMock付きのパッケージ契約)
Nish(インタビュー対策で3回)
Introduction
Q. 海外経験と期間を教えてください
旅行以外無し
Q. バックグラウンドや職務経験などについて教えてください
現場研修(1年)→人事(2年)→総務(2年)→マーケ(3年)
Q. なぜ、留学に行こうと思ったのですか。そのきっかけや理由を教えてください
・新卒でJTCに入社以来様々なファンクションを経験してきたが、外部との協業の際に自身のビジネスリテラシーの低さを感じる機会が多かった。自己啓発に励んだり、社内の研修に積極的に参加するも、ギャップが中々埋まっていかないもどかしさをずっと感じていた。そのため、どこかのタイミングで体系的にインプット×アウトプット両輪で学び直しが必要だと常々感じていた。
・自社アセットに魅力を感じており、大企業内でそれらのポテンシャルを最大化して施策を推進するノウハウをインストールして自社に還元したかった。
・将来自社の海外事業(主にアメリカ)に携わりたいと考えたときに、英語力に限らず今の自分のソフト・ハードスキルでは現地の関係者を巻き込んでプロジェクトをリードできないのではと常々感じていた。
・学部時代(経営学ゼミ)からの米国MBAへの漠然とした憧れ。
Q. 留学の目的や活動予定について教えてください
アントレやマーケに力点を置きつつ、Rossの強みであるGeneral Managementはじめ、全方位自分のパラメーターを高めたいです。単身渡航につき相対的に時間もある(はず)なので、現地でのネットワーキング等にも注力したいです。
Q. 留学後のビジョンを教えてください
派遣元企業に戻り、新規事業開発や人材マネジメント等に携わりたいです。
Preparation for Application
Q. 留学を考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか
※スコアメイクなど詳細は個別セクションで記載するので、時系列で項目のみ羅列します。
2023.12
IELTS①7.0(R7.5L7.0S7.5W6.0)※社費選考提出スコア→結局最終出願スコア
2024.1
社費選考合格
2024.2
GMAT勉強開始
2024.3
Affinity CR戦略クラス(SetA&B)受講
2024.4
カウンセラー契約(AGOS岡田さん)
Affinity RC戦略クラス(SetA)受講
2024.5
友人との西海岸旅行ついでに2校キャンパスビジット(Haas&Anderson)
2024.6
推薦者決定&依頼
2024.7
GMAT1回目595(Q84V78DI77)で撃沈
2024.8
GMAT2回目615(Q83V79DI79)でしょんぼり
推薦状完成
2024.9
EA159(Q18V9IR12)→R1出願スコア
2024.10
Round1で2校出願。
2024.11
Round1の2校インタビュー実施。
2024.12
Round1で受験した2校から合格の連絡。
GMAT3回目 665(Q87V81DI81)→Round2出願スコア
2024.1
Round2でRossを含む3校に出願。
2025.2
R2の3校インタビュー実施。
2025.3
1校合格、1校WL、1校不合格
2025.5
当初はWLの学校にアップデートをしていたがリリースも中々なく、並行してRoss関連のイベントに参加するうちにDANDAN心魅かれていき第一志望に。Rossへの進学を決定。
Q. 大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか
(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)
・Info SessionやLinkedIn等で繋がった在校生(各校2〜3名)とCoffee Chat
・留学用のSNSアカウントを作り、各校の公式アカウントや日本人在校生アカウント等MBA関連をかたっぱしからフォロー
・キャンパスビジットや塾等で出会った受験仲間
・その他サイト(Clear Admit, GMAT Culbなど)
Q. 受験準備にかかった費用について、教えてください
250万円程度(カウンセラー80万、受験料50万、予備校50万、R1掛け捨てデポジット40万、その他(書籍や自習室契約等)30万前後)
Q. 留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しました(もしくは、調達予定)ですか
準備費用:社費(80万円)と貯金
進学後:社費
Q. TOEFL/IELTSについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください
(科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
・結局会社の社費選考で提出したIELTS OA7.0(R7.5L7.0S7.5W6.0)で全校提出しました。
・社費合格後も2回受験して双方OA7.0であったが、いずれも典型的な純ジャパスコア(RLで稼ぎSWがショボい)であったことからカウンセラーと相談し、「Sのスコアが良く」、「全体のバランスが一番良い」スコアを提出しました。
・ある学校のアドミの責任者(そこは受験してません)と話した際に、「お前Speaking7.5あるやん!もうIELTS受けなくていいぜ。」と言われました。大袈裟でしょうが、やはりSは大事です。
・当然、OA7.5以上を取るに越したことはないです。私は所詮OA7.0でしたので、IELTSが私のアプリケーションの中で「弱点」になってしまった感は否めません。エッセイや苦戦していたGMATにエネルギーを割くため、出願戦略上深追いしませんでしたし、今でもナイス判断だったと思いますが、周りを見てもM7等に行きたいならOA7.5(S7.0W6.5以上)は必須だと思います。
・逆に言えば、私のようにランキング上の超トップ校にこだわりがない方であれば、OA7.0→7.5に時間とお金をかけるよりも、GMATやエッセイなどに注力した方がいいと思います。
※2025.5にETSとIELTSの運営団体からIELTS7.0=TOEFL91という換算が出たので、数年後にはIELTS7.0でトップ校受験できる時代が終わっているしれないことも念頭に置いておくといいかもしれません。
Q. GMAT・GREについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください
(科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
<結果>
延べ3回受験。595(Q84V78DI77)→615(Q83V79DI79)→665(Q87V81DI81)
<やったこと>
・「最低でも645(=旧700)」と考えていたので、ある程度PREPで得意不得意の感覚を掴んでからは、645に必要なTotal246を取るためにQ86V80DI80を1つの目標として据えていました。
・よく言われるように、Qを固めてからV、DIと進んでいくのが王道だと感じました。
・当然個人差ありますが、私が実施したことは以下です。
①PREPでQ85以上をコンスタントかつ余裕を持って取れる状態にする
やったこと:Jマス数学完全攻略を2周→PREPで演習
→センター試験(古いか…)数学で9割以上を難なく取っていた人であれば、①は苦手を把握して演習さえすれば容易に到達すると思います。
②VのCRを「時間をかければほぼ100%解ける」状態にした後、1問3分以内→1問2分半以内で解くトレーニング
やったこと:AffinityCR戦略セットAB→OG演習+受験仲間とのGMAT勉強会
→2分以内/問で解ければベストだが、そのスピード感を求めると正答率がグッと下がったので、自分の限界は2分半/問だと割り切りました。
③VのRCを「時間をかければ100%解ける」状態にしたかったが、80%レベルにしか行けず。正答率は妥協し、以降は長文読解時間含めて1問2分以内目安で解くトレーニング。
やったこと:AffinityCR戦略セットA→OG演習+受験仲間とのGMAT勉強会
④DIはQとVについて①~③まで実施した後、PREPで傾向に慣れたらDIは勝手に80以上は出る感覚をもったのでそこまで注力していません。個人的にDIに手を出すのは最後でいいと思います。
<その他>
・Vについて、時間をかければそこそこの正解率を出せる自信はあったので、全23問のテストではなく全18問のテストと捉え、1問あたりにかけられる時間を多めにしていました(残り5問は残り30秒でランダムクリックしていました)
PREPで色々試したり本番のスコアレポートを見ても、1問目~18問目まで数問ミス、18~23問目まで全滅というレベルでもV80を超える感覚を掴んだので、割り切っていました。実際3回目でV81だったときも18~23問目ランクリの全滅でした。私の目標を達成する上ではVは80あれば十分と思っていたので、個人的にはいい戦略でした。
・これが一番大事かもしれませんが、リラックスして平常心で受験することが肝です。私の場合、最高点を出した3回目GMATの2日前にかなり志望度が高かったRound1受験校から合格の電話をもらっており、行きたい進学先を確保している安堵感から全く緊張せず受験でき、PREP通りの点数が出ました。
・また受験過程で知り合った方々(計3,4名)とオンラインでGMAT勉強会をしていました。
1.予習範囲を予め共有して、答え合わせをせずに解いてくる
2.当日問題ごとに何を選んだかを発表し合い、回答の根拠を言い合ってディスカッションし、全員で回答を1つにまとめる
3.答え合わせして振り返り
という流れでやってました。
正答が正答たり得る理由、また不正解がなぜダメなのかを説明するトレーニングになるので、「時間さえかければ解けるようになる」状態に持っていくには大変良かったです。(OGの解説は解説になってないものも多々あるので注意です笑)。勉強会での情報共有もいい息抜きになりました。
Q. 上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください
カウンセラー:AGOS岡田さん
理由①:日本人カウンセラー
壁打ちくらい英語でできなくてどうするんだという思いと、英語のトレーニングになりそうだなという思いから当初はネイティブカウンセラーも考えていましたが、ネイティブとの無料カウンセリングを経て、「純ジャパかつキャリアゴールも生煮えな自分が洗練されたアプリケーション作るには日本語のほうがはるかに効率良さそう」と痛感したため、以降は日本人に絞りました。
理由②:在校生のプッシュ
受験初期にコーヒーチャットした別々のスクールの在校生がそれぞれ岡田さんを激推していたため有力な選択肢になりました。
理由③:無料カウンセリング時のフィーリング
岡田さんはとても優しくクレバーで、かつ歴代クライアントの引き出しが無数にあるため、私が言語化に詰まると「過去に同じような方がいたけど、つまりこういうことだったりしませんか?」と言語化を助けてくれ、かつほとんどが芯を食った助言であったため、自分と伴走しながら強いアプリケーションを一緒に創ってくれる方はこの人だ、と感じた。
理由④:回数制限無し年間パッケージ契約
単価2~5万円/hが相場と高額なMBAカウンセラー界隈ですが、自分の性格的に時間単位の契約だと「今からの1時間のセッションは◯万円なのか…」とか「この依頼で◯分減るのか…」とか色々考えてしまいそうだったのと、困った時に直接すぐ話して解決したい性格なので、年間パッケージにしました。(実際心配症な自分は連絡しまくり、50回以上程度オンラインMTG+頻繁にテキストのやり取りをしました)
<感想>
本当に最高でした。少しでも困った時には岡田さんに聞けば良い、という環境にどれだけ救われたか。とても感謝しています。
Q. エッセイについて、準備方法や苦労した点、工夫した点などを教えてください
正直カウンセラーとのセッションを繰り返していたらいつの間にか納得いくエッセイが完成してた、という感覚なので本当にカウンセラーのおかげなのですが敢えて挙げると、必ずしも志望度順に作成するのではなく、まず全体のお題を見渡して最もジェネラルなお題のスクールから片づけることで、以降の作成がかなり容易になると思います。「このお題の導入部分は、あの別のスクールのあのお題から持ってこれば十分だね」というイメージです。
Q. 推薦状について、準備方法や苦労した点、工夫した点などを教えてください
推薦者:現職場上司+前職場上司
良い推薦状を書いていただくためには、しっかりと推薦状の重要性や自分のアピールしたいことをお伝えすることが重要だと思います。推薦者は2名ともMBA受験(というか海外留学)について全く知らない状態でしたので、私は何度か1on1の時間を取って、簡単に「推薦状とは」「アピールしていただきたいこと」のスライドを作成して、しっかり説明しました。
Q. インタビューについて、準備方法や苦労した点、工夫した点などを教えてください
5、6つほどのコアエピソードを用意し、それらを元に想定QAを作成し、スクリプトを全て暗記して、オンライン英会話やカウンセラー相手にひたすらアウトプットのトレーニングをしました。ベッドに入った後、すらすらとスクリプトを暗唱できないと寝てはいけないという縛りを課したりしていました。
<面接練習方法について>
・「自然な会話感が失われるからスクリプト暗記はするな、キーワードに留めろ」、という人が多いと思います。正しいと思いますが、私は特に純ジャパの人には、「徹底したトレーニングが積めるなら」という前提で、邪道と認識しつつ、スクリプト丸暗記をおすすめします。
・要は「カラオケ」「歌の練習」と同じイメージで、トレーニング初期は当然不自然で機械的になりますが、ひたすらヒトカラ(ボイスメモに吹き込み)、リハーサル(オンライン英会話)をしていると、抑揚やイントネーションなど、だんだん自然なものになってきます。
・最終形態に到達すると、用意していない変化球の質問が来ても、「あの曲のBメロのあとに、あの曲の2番のサビ歌えばええな」みたいな感じで瞬発的に適切なエピソードから適切な回答エッセンスを引っ張って来れるようになりました。
・ただ、私は暗記が昔から大得意でしたし、繰り返しますが、中途半端なスクリプト暗記トレーニングでは確かに機械的になり不自然で終わると思うので、ご自身に適した方法を見つけられるのが良いと思います。
Q. エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか
数のプロジェクトで全社単位、また複数の他社を巻き込み自社や業界でこれまで取り組んでこなかったプロジェクトを進めたエピソードをベースに
①Collaborative
②Innovative
の2点が滲み出るように意識しました。
School Choice
Q. 受験校はどのように選択しましたか
”アメリカTOP20以上でアントレ・マーケに強く、かつ大企業経営者としての総合力も鍛えられ、人・カルチャーがフィットする学校”で見ていました。
詳細は↓で記載します。
Q. 進学予定先を選んだ理由は何ですか
①総合力の高さ
大企業の経営者に必須な全方位のパラメータを上げるためのMBA留学だったので、全分野バランスよく高評価を得ているRossは元々好印象でした。さらに、その中でも自分が特に伸ばしたかったテーマ(JTCの人事&組織改革、新規事業創出)関連の評価が高かったのがさらに◎でした。
参考:US News2025
#2Management
#3Marketing
#3Project Management
#4Production/Operation
#7Entrepreneurship
②実践重視
MAPに代表されるように、Action Based Learningにここまで力を入れているスクールは中々ないと感じた。インプットしたものを”リアルビジネス”の場でアウトプットしないと意味がないと思っているので、自社の実務を2年離れる以上、確実にアメリカでの実践経験を積める環境が約束されている(MAPが必修要件)のは大きかったです。
③Collaborative&Matureなカルチャー
日本人、ネイティブ問わず、最も「聡明で落ち着いた、ユーモアもあるいい人」が多かったため、心理的安全性高くプログラムに打ち込めると思った。
※受験初期は、逆に個人主義で競争意識の高い、これまで過ごしてきた環境とは真逆のスクールに自分をぶち込んだほうが成長するのでは?と考えていた時期もありましたが、純ジャパの自分はただでさえ人間関係ハードモード確定なので、そこをウルトラハードモードにしてしまうと本来やりたかったはずの学びのクオリティが下がり本末転倒になってしまうと考え、以降はCollaborativeなスクールに絞りました。
Q. キャンパスビジットを行ったことがある場合、実施時期や内容について教えてください
社費選考合格前に友人とたまたまGWに西海岸旅行を計画していたので、社費確定後、せっかくならと友人に頼んで西海岸2校のキャンパスビジットを旅行計画にねじ込み、友人を巻き込みました(笑)
1校は大学公式のクラスビジット&在校生コーヒーチャット、もう1校は大学が休みの日だったので在校生とのコーヒーチャットのみ実施しました(友人はその間キャンパスの散歩や周辺で遊んでいました)。
Rossへのビジットもしたかったのですが、時間もお金もなく断念しました。
Scholarship
Q. 奨学金に応募をした場合、奨学金の内容や応募方法などについて教えてください
応募なし
Advice and Message
Q. 失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。
私の体験記含め、受験生の数だけアドバイスが沢山転がっていますが、全て鵜呑みにせず、各々にフィットしたやり方を早めに見つけ、トライ&エラーで修正し、自分に合った道をひたすら突き進むことが重要だと思います。
※1点だけ全員に当てはまるアドバイスがあるとすれば、東京でGMAT受ける方、ペン先が速攻で乾燥してインク全然出ないんで気を付けてください(笑)
Q. 一言メッセージをどうぞ!
ここまで読んでいただき誠にありがとうございました!
少しでも参考になっていれば幸いです。
際限なく時間も費用も投下できてしまうMBA受験ですが、無理は多少に留め、どうか体調最優先で頑張ってください!