投稿者プロフィール
T.O(男性)
31〜35歳(出願時期)
The University of Texas at Austin, McCombs School of Business(アメリカ)/ Full-Time MBA
Q. 受験校および出願ラウンドを教えてください
Round 2:McCombs,EMORY,HEC Paris,Ross
Q. インタビュー実施校を教えてください
McCombs,EMORY,HEC Paris
Q. 受験結果を教えてください
合格:McCombs,EMORY 辞退:HEC ,WL:Ross
Q. 進学予定先の費用工面を教えてください
私費
Q. 進学にあたり、奨学金を活用されますか
未取得
Q. 最終学歴 を教えてください(国内/海外・国立/私立・大学/大学院・文系/理系)
国内/国立
Q. GPAを教えてください
3.09
Q. 受験した試験と出願スコアを教えてください
(GMAT:点数(V/Q/IR/AWA)/GRE:点数(V/Q/AW)/TOEFL:点数(R/L/S/W)/IELTS:点数(R/L/S/W))
IELTS:点数(R/L/S/W=7.5/7.5/7/6.5)
Q. 受験するにあたり使用していた塾を教えてください
Lingo LLC, アフィニティ
Q. 受験するにあたり使用していたカウンセラーを教えてください
Sam, 木下さん
Introduction
Q. 海外経験と期間を教えてください
旅行程度
Q. バックグラウンドや職務経験などについて教えてください
大学卒業後、日本の大手エネルギー企業にて経営企画部に所属しておりました。主な業務として、全社の中期経営計画の策定、再生可能エネルギー分野における新規事業開発、そして既存事業のポートフォリオ最適化などに従事してまいりました。
特に、脱炭素化という世界的な潮流の中で、企業が持続的に成長するための次世代エネルギー戦略の立案に深く関わった経験は、私のキャリアの礎となっています。この経験を通じて、エネルギー業界の深い知見と、事業を戦略的な視点から分析・構築するスキルを培いました。
一方で、業界の変革を真にリードするためには、個別の事業知識だけでなく、より大局的な経営視点や、グローバルなビジネスを動かすためのファイナンス、リーダーシップのスキルが不可欠だと痛感するに至りました。
Q. なぜ、留学に行こうと思ったのですか。そのきっかけや理由を教えてください
留学を決意した最大の理由は、日本の優れた技術や事業を、グローバルな資本市場と結びつけ、大きな成長へと導く「架け橋」となるようなプロフェッショナルになりたいと強く考えたためです。
前職でエネルギー業界の大きな変革に携わる中で、革新的な技術や意欲的な事業計画があっても、それを実現するための経営知識やグローバルな資金調達のノウハウがなければ、世界で戦うことは難しいという現実に直面しました。この課題を解決できる人材になることこそが、自身のキャリアにおける使命だと感じました。
そのために、世界中から優秀な人材が集い、最先端の経営理論と実践を体系的に学ぶことができる米国でのMBA取得が不可欠であると結論付けました。多様なバックグラウンドを持つ学友との議論や、厳しい環境下でのリーダーシップ経験を通じて、自身の視野を広げ、能力を最大限に高めることが留学の目的です。
Q. 留学の目的や活動予定について教えてください
留学の目的は、自身の強みであるエネルギー業界での事業経験と、MBAで得られる経営スキルを融合させ、将来のビジョンを実現するための強固な基盤を築くことです。そのために、以下の3つの活動に注力する計画です。
◾️学業面での専門性強化: 将来のキャリアに直結する「プライベート・エクイティ」や「ベンチャー・キャピタル投資」、そしてテキサス大学の強みである「エネルギー・ファイナンス」といった科目を重点的に履修し、財務分析力と投資評価能力を徹底的に鍛え上げます。
◾️課外活動を通じた実践的スキルの習得: コンサルティングクラブやPE/VCクラブに所属し、ケーススタディや企業分析のスキルを磨きます。また、来夏にはトップ戦略コンサルティングファームやPEファンドでのインターンシップ獲得を目指し、理論を実践へと繋げる経験を積みます。
◾️グローバルなネットワークの構築: 第一線で活躍される教授陣や、世界中から集まる優秀な学友、そして現地のエネルギー・金融業界で活躍するプロフェッショナルと積極的に交流し、多様な価値観に触れることで、グローバルな視点と人脈を構築します。
Q. 留学後のビジョンを教えてください
MBA留学で得た知識とスキル、そして自身の事業経験を融合させ、まずは戦略コンサルティングファーム、あるいはプライベート・エクイティ・ファンドに身を置き、多様な業界の経営課題解決や企業価値向上に貢献したいと考えています。これは、様々な企業の経営課題に触れることで、企業価値向上のための普遍的な方法論を身につけるための重要なステップです。
そして将来的には、日本のエネルギーおよびサステナビリティ領域における「投資」と「事業経営」のプロフェッショナルとして独立し、次世代のグローバル企業を日本から生み出すことに直接的に貢献することが私の究極的な目標です。革新的な技術を持つスタートアップへの投資や、既存企業の変革をリードすることで、日本の産業競争力を高め、社会課題の解決に繋げたいと強く願っています。
Preparation for Application
Q. 留学を考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか
本格的に留学を志してから合格まで、約2年間のスケジュールで準備を進めました。 基本的には、質より量・量・量の作戦で勉強しました。初月や結婚記念日も何かしらの勉強をしていました。
2年前〜 (情報収集・英語基礎固め):
MBA留学の目的やキャリアビジョンについて自己分析を開始。 TOEFLテスト英単語3800を暗記をひたすら通勤の新幹線で行う。 半年ほど勉強したところで、純ジャパにはIELTSが良いと聞きIELTSに転向、2024年の8月に出願種コアを獲得。
出願約半年前~ (出願準備):
以降、GMATの学習に集中、prepで思うような点数が出ないなか、2024年10月頃〜エッセイカウンセラーと契約。 西部戦線も真っ青の先の見えない泥沼に突入。11月ごろ、1stでの出願は無理かと悟る。 11月後半にEAに切り替え、12月末に目標スコアを獲得。
Q. 大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか
(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)
◾️公式Info session/Webinar: 各大学院が主催するオンライン説明会には積極的に参加し、アドミッションの雰囲気やプログラムの最新情報を直接入手しました。
◾️OB/OG訪問: 最も有益な情報源でした。現職の留学経験者や、LinkedInなどを通じて個人的に連絡を取り、20名以上の方からお話を伺いました。テスト対策からキャリアビジョンまで、リアルな体験談は非常に参考になりました。
◾️留学フェア・塾主催のイベント: AGOSや純ジャパ会などが主催するイベントに参加し、多くの大学院の情報を一度に比較検討しました。
◾️オンラインコミュニティ/ブログ: GMAT Clubや、個人のMBA受験ブログなどを通じて、非公式ながらも具体的な勉強法や各校のカルチャーに関する情報を収集しました。
Q. 受験準備にかかった費用について、教えてください
総額で約300万円程度かかりました。内訳は以下の通りです。
テスト対策費用 (塾・教材費): 約100万円 (TOEFL/GMATの塾、オンライン英会話、公式問題集など)
エッセイカウンセラー費用: 約100万円
各校への出願費用: 約20万円 (1校あたり約2.5万~3万円 × 7~8校)
その他 (英文成績証明書、WES、キャンパスビジットなど): 約5万円
Q. 留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しました(もしくは、調達予定)ですか
全額貯金(暗号資産を買っておいてよかったです。)
Q. TOEFL/IELTSについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください
(科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
妻が一緒にIELTSの受験をしてくれました。また毎日、問題集を一緒に解いてくれたので回答を確認した後、間違えた問題をなぜその選択肢を選んだか、なぜそれが間違いなのかを議論することで問題に対する理解が深まったと思います。
スピーキングについても、毎日模擬インタビューをお互いに行いました。
Q. GMAT・GREについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください
(科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
IELTSと同じです。妻と間違えた問題の分析と原因究明のための議論を行いました。中学受験用のテクニック(田の字算など)が有効かと思いましたので、中学受験用の問題集も使いました。
Q. 上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください
理由は、①彼自身もMBAホルダーであったこと、②私のバックグラウンド(エネルギー業界)を深く理解し、強みとしてどうアピールすべきか具体的な示唆をくれたこと、③何よりも人としての相性(レスポンスの速さや、率直なフィードバックをくれる姿勢)が良かったことです。
Q. エッセイについて、準備方法や苦労した点、工夫した点などを教えてください
準備方法:
◾️自己分析: カウンセラーから渡された数十の質問リストに答え、幼少期から現在までの経験を棚卸ししました。
◾️コアストーリーの構築: なぜMBAなのか、将来何をしたいのか、という核となる物語をカウンセラーと壁打ちしながら固めました。
◾️各校の分析: 学校ごとに求める人物像(誠実さ、リーダーシップ、協調性など)を分析し、それに合わせてエピソードを取捨選択しました。
◾️執筆とレビュー: ドラフトを書き、カウンセラー、ネイティブの友人、OB/OGなど、様々な視点からフィードバックをもらい、修正を重ねました。
苦労した点:
多くの素晴らしい候補者の中で、「自分だけのユニークな価値は何か」を言語化し、限られた文字数で説得力をもって伝える点に最も苦労しました。
Q. 推薦状について、準備方法や苦労した点、工夫した点などを教えてください
現職の上司や出向中の上司が快く引き受けてくれたので特に苦労はしませんでした。
Q. インタビューについて、準備方法や苦労した点、工夫した点などを教えてください
カウンセラー以外にも妻とインタビュー対策を実施しました(3時間/日くらい)。色々な方の視点を取り入れると良いと思います。
Q. エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか
一貫して以下の3点をアピールしました。
◾️明確なキャリアビジョン: エネルギー業界での実務経験を基に、MBAを経てPE/コンサル業界でエネルギー転換に貢献したいという、具体的で一貫性のある目標。
◾️実績に裏打ちされたリーダーシップ: 経営企画として、年齢や役職の異なる多くの関係者を巻き込みながら、困難なプロジェクトを成功に導いた経験。
◾️貢献意欲とカルチャーフィット: 各校のカルチャーを深く理解した上で、自分の経験をクラスメートにどう還元できるか、どうコミュニティに貢献したいかという強い意欲。
School Choice
Q. 受験校はどのように選択しましたか
以下の4つの軸で総合的に判断し、7校に出願しました。
◾️キャリアゴールとの整合性: コンサルティングやPE/VCへの就職実績が豊富か。
◾️プログラムの強み: 自分の興味分野であるエネルギー・ファイナンスやサステナビリティに関する授業や研究センターが充実しているか。
◾️カルチャー/フィット: 協調的(Collaborative)な校風か、学生同士の結びつきは強いか。
◾️地理的要因: キャンパスの所在地や、周辺の産業(エネルギー、テックなど)との繋がり。
Q. 進学予定先を選んだ理由は何ですか
進学先としてテキサス大学オースティン校マコームズ・スクール・オブ・ビジネスを選んだ理由は、上記の選定軸に最も合致していたためです。
◾️エネルギー分野での圧倒的な強み: エネルギー産業の中心地テキサスに位置し、「Kay Bailey Hutchison Center for Energy, Law, and Business」といった世界トップクラスの研究機関を有する点。
◾️優れたキャリア実績: コンサルティング業界やエネルギー業界への高い就職実績。
◾️協調的で活気あるカルチャー: 学生のサポートが手厚く、非常に協力的であるとOB/OG訪問で伺ったことまた実際にそうであるとキャンパスビジットで感じた。また、オースティンの街全体の活気と成長性に加えて妻が一緒に来てくれるため安全性も大きな魅力でした。
Q. キャンパスビジットを行ったことがある場合、実施時期や内容について教えてください
2月にエッセイ提出後にビジットを行った。ビジットを行うことで学生団体からリフェラルをいただいた。アドミの部屋でwhy MBAや卒業後のキャリアについて1時間程度1on1を実施していただけた。選考においては効果はあったと思う。
Scholarship
Q. 奨学金に応募をした場合、奨学金の内容や応募方法などについて教えてください
N/A
Advice and Message
Q. 失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。
時は金なり。スコアアップなどにお金は惜しまず投下した方が良いかもしれません。
Q. 一言メッセージをどうぞ!
これから受験をされる皆さんの前には、たくさんの困難が降ってくると思います。その度に心が折れそうになるかも知れません。それでも、どうかあきらめっずに受験を走り抜けてください。応援しています。辛いとき、弱音を吐きたいとき、オッサンはXにおりますのでお声がけください(笑)