合格体験記/インシアード/INSEAD/ M

投稿者プロフィール

M(男性)
31〜35歳(出願時期)
INSEAD(フランス・ヨーロッパ)/ Full-Time MBA


Q. 受験校および出願ラウンドを教えてください

2024 Round 5 Cambridge, Round 2 IMD, Round 1 INSEAD, Round 1 MIT SF

Q. インタビュー実施校を教えてください

Cambridge, IMD, INSEAD, MIT SF

Q. 受験結果を教えてください

合格: IMD, INSEAD WL: MIT SF 不合格: Cambridge

Q.  進学予定先の費用工面を教えてください

私費

Q. 進学にあたり、奨学金を活用されますか

未取得

Q. 最終学歴 を教えてください(国内/海外・国立/私立・大学/大学院・文系/理系)

国立文系

Q. GPAを教えてください

3.2

Q. 受験した試験と出願スコアを教えてください
(GMAT:点数(V/Q/IR/AWA)/GRE:点数(V/Q/AW)/TOEFL:点数(R/L/S/W)/IELTS:点数(R/L/S/W))

GMAT 650(V32 Q48 IR 6 )/EA 159/IELTS 7.5

Q. 受験するにあたり使用していた塾を教えてください

Mangoosh, 公式問題集, 濱口塾

Q. 受験するにあたり使用していたカウンセラーを教えてください

Ed


Introduction

Q. 海外経験と期間を教えてください 

学生時は旅行程度、駐在で英・仏に計4年駐在

Q. バックグラウンドや職務経験などについて教えてください

総合商社の消費財セグメントにて営業・新規事業開発・M&Aを担当

Q. なぜ、留学に行こうと思ったのですか。そのきっかけや理由を教えてください

漠然とした憧れが根底にあり、社会人9年が経過しキャリアの棚卸をするいい機会と思った

Q. 留学後のビジョンを教えてください

M&Aプリンシパル業過にチャレンジしたい


Preparation for Application

Q. 留学を考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか

2020年夏秋 ドイツ赴任開始直後にコロナ勃発。人とも会わず行動が制限される中、MBA英語の勉強も兼ねてIELTsを開始。OA 7.0。GMAT学習開始(Mangoosh)。
2021年4月 GMAT初回受験、620(くらい)。異動等で一旦中断。
2022年春 英国生活開始、GMATを再度勉強し始める。IELTs 7.5
2022年9月 GMAT650、社内選考を受けるも不合格。一旦MBA受験をホールド。
2023年夏 駐在期間も後半に差し掛かる。
改めてMBAへの憧れに気づき私費受験の覚悟を決める。1年制スクールをターゲットにキャンパスビジットやOB訪問を実施。
新形式GMATを受験するもスコア伸びず。使える学校は少ないもののバックアップとしてEAも受験(159)。
2023年冬 Edとコンタクト開始。エッセイが意外と大変という事実に気づく。
2024年4月 駐在終了を仄めかされ、慌てて24年9月Intake R5でCambridgeを受験するも不合格。IMDは25年1月Intakeがあることを知り受験、無事合格するも9月帰国が決まりもう少し受験を続けることに。
2024年夏 R1でINSEAD・MIT SFを受験。INSEAD 進学を決める。

Q. 大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか
(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)

Campus Visit, アラムナイ訪問, 合格体験記, YouTube

初期段階で大まかな絞り込みを行うにはYoutubeやまとめサイトも十分有用。
後半ではエッセイや面接に向け、アラムナイから生活や卒業生の志向等を聞いておくことでよりカスタマイズが可能となった。

Q. 受験準備にかかった費用について、教えてください

100万円程度(試験対策 20万、エッセイカウンセリング 60万、その他旅費等20万くらい)
試験対策よりもエッセイやカウンセリングに思ったよりも費用が掛かってしまった。

Q. 留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しました(もしくは、調達予定)ですか

自費+賃料収入

Q. TOEFL/IELTSについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください
(科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)

IELTsについて記載(TOEFLは日本人に不利との情報もあり受験せず)。
R/Lは単語帳+問題演習。TOEIC等を受けていれば比較的取り組みやすい印象。
基本本文のリフレーズが回答になる為、GMAT Verbalと比較しても対策しやすい。
Writing  フォーマットとなる文構造を覚え、書く→Chat GPTで校正し練習(5.5→6.5)。
Speaking 初回Part 2のプレゼンで時間が余ってしまい初回6.0。
Part 2は時間いっぱいまで膨らませてプレゼンする、その後の質疑は会話ではなくロジックを立てて返答する* という意識で取組み、7.0。
*真面目に答えようとすると興味ないテーマが来た時に発表が纏まらず内容が膨らまない。英語テストなので内容が嘘でも5W1Hに沿って淡々と2分プレゼンを組み立てることを意識。

Q. GMAT・GREについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください
(科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)

GMATは正直満足とはいえないスコアでしたが、反省も含めて以下。
・VerbalはRCがある程度理解できるのであれば単語レベルなどはOKと思われる。
CR、IRは実践練習し考え方に慣れる。
・Mathは理系や難関中学受験経験者は強い印象。
ある程度解けたことから満足してしまったが、高スコアの前提にはMathの高得点があり、満点近い点数を獲得できるまで集中的にやりこむべきだった。

Q. 上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください

先輩のすすめ。
レスポンスが早く的確、モックインタビュー含めテンポよく対応してもらい大変助かった。
ただし「自分にはどんな学校がよいと思うか」的なレコメンドはあまりないので骨子となるストーリーは考えておくことは必要。

Q. エッセイについて、準備方法や苦労した点、工夫した点などを教えてください

苦労した点:
これまでに自分がやってきたことを棚卸し言語化すること
総合商社はそもそも分かりにくい&何でも屋的なキャリアなので職群をクリアに答えにくい

Q. 推薦状について、準備方法や苦労した点、工夫した点などを教えてください

駐在時代の上司、先輩に依頼
・それぞれ30分程度面談し、推薦状で聞かれる内容につき事前にポイントを纏める
・1名は自分でドラフト(日本人で表現等に苦労すると思われた為)、もう1名はほぼネイティブだった為文章作成から依頼

私費だった為言い出すまでに躊躇していたが、言い出してしまえば協力してくれるケースが多いと思います(むしろ早く言うのがお互いに吉)。

Q. インタビューについて、準備方法や苦労した点、工夫した点などを教えてください

・自分のキャリアストーリーをシンプルに纏め、なぜ今MBAが必要なのかという根本の問にクリアに答えられるようにする
・Why MBA、Why その学校、Behavioral Question(XXの時どうした/するか)は淀みなく答えられるよう練習
・対象の学校を差別化するポイントを言語化し、自分の志向やキャリアと一貫性があるように志望理由を提示できるようにする
・自分のユニークな点(仕事だけでなく、課外活動や趣味等含め)を言語化し、クラスの多様性に貢献できそうという印象を与える


School Choice

Q. 受験校はどのように選択しましたか

1年制・知名度

Q. 進学予定先を選んだ理由は何ですか

・アラムナイネットワークが強い
・キャンパスロケーション含め柔軟な設計が可能

Q. キャンパスビジットを行ったことがある場合、実施時期や内容について教えてください

Cambridge 2024年3月 学校主催イベント
IMD 2024年4月 学校主催イベント
INSEAD 2024年7月 夏休みのため学生とは会えず。アドミンにコンタクトし個別案内をアレンジしてくれた
Columbia, MIT 2024年8月 日本人HPからコンタクトし在校生数名と会う。

Columbiaも1.5年プログラムがあり魅力的だったが、NYの家賃・物価の高さから私費向きではないと判断し断念


Advice and Message

Q. 失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。

精神論的ですが、期限を決めてやるべきことを淡々とやることが合格への近道です。
多くの体験記に載っている教材やカウンセラーであれば、質的な優劣はほぼなく相性程度なので、十分な時間を適切なタイミングで投下できるかに尽きます。
(単純比較はできませんが、純粋なテスト勉強という意味では日本の大学受験よりインプット量は遥かに少ないと思います)

以下参考までに自分反省点です。

途中で迷って手を止めることなく、まずは合格してみる
・MBA受験における最大の失敗は落ちることではなく、受験せず途中で止めることです。
逆に言うとトップスクールでも淡々とやることをやっている人は十分可能性があります。
  数千万をかけていく価値があるのか
  生涯給与を考えたら今の会社に残るのが正しいのではないか
  MBA不要論や各種就職不安 etc..
・自分は30で関心を持つもずるずる迷って結果33で受験、卒業は35となります。
年齢が上がると悩みは比例して増えるのが実体験です。
・迷うくらいならまずは1校受験プロセスを最後まで走ることをお勧めします。
相応に時間は投下しますが、キャリアの棚卸や自分の強みを言語化するプロセスは無駄になりません。

MBAにいつ行きたいか、期限を設定する(特に私費の方)
・スコアに自信が持てないと受験自体をずるずる延期しがちですが、US系だと20代、欧州系でも30くらいがボリュームゾーンです。
・入学のタイミングは基本年1回。スコアメイクを理由に受験を数か月延ばすとRoundが終了し受入数が減る or 入学が1年遅れる結果に。
MBA自体に年齢制限がなくとも、Post MBAを考えると業界によっては何となく年齢制限があるケースもあり。動きが取りにくくなるので安易に1年遅らせることはお勧めしません。

Q. 一言メッセージをどうぞ!

自分は私費でのMBA進学を決めましたが、経済的に吉と出るかはまだわかりません。
しかし受験プロセスで得たものやその後知り合った人達含め、挑戦したことに後悔はありません。
MBA受験は多くの人にとり必須ではなく、現業や家庭もある中そもそも受験すべきなのかという点含め迷いが生まれやすいですが、決めたら是非最後まで走り抜いてみてください。

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