合格体験記/ハーバードビジネススクール/Harvard Business School/S

投稿者プロフィール

S(男性)
26〜30歳(出願時期)
Harvard Business School(アメリカ・北米)/ Full-Time MBA


Q. 受験校および出願ラウンドを教えてください

Round 1:CBS, LBS
Round 2:HBS, Wharton (Lauder), MIT

Q. インタビュー実施校を教えてください

Round 1:CBS, LBS
Round 2:HBS

Q. 受験結果を教えてください

合格:HBS, CBS, LBS
不合格:Wharton (Lauder), MIT

Q.  進学予定先の費用工面を教えてください

社費

Q. 進学にあたり、奨学金を活用されますか

未取得

Q. 最終学歴 を教えてください(国内/海外・国立/私立・大学/大学院・文系/理系)

国内 私立 大学 文系

Q. GPAを教えてください

N/A(大学の公式スコアなしのため全て0で提出)

Q. 受験した試験と出願スコアを教えてください
(GMAT:点数(V/Q/IR/AWA)/GRE:点数(V/Q/AW)/TOEFL:点数(R/L/S/W)/IELTS:点数(R/L/S/W))

GMAT:635(V79/Q84/D81)
EA:161
IELTS:7.5(R8.5, L8.5, S7.0, W6.5)

Q. 受験するにあたり使用していた塾を教えてください

Affinity

Q. 受験するにあたり使用していたカウンセラーを教えてください

メイン:Jessica King
情報収集:Ed(学校別セミナー等をスポットで利用し、メールにて適宜情報収集)
Mock Interview:Jessica, Adam, Reve, Steve Green, Matthew, Nish


Introduction

Q. 海外経験と期間を教えてください 

純ジャパ・年3〜4回程度のアメリカ出張のみ

Q. バックグラウンドや職務経験などについて教えてください

日系消費財メーカーにて8年勤務(営業4年・マーケティング4年)

Q. なぜ、留学に行こうと思ったのですか。そのきっかけや理由を教えてください

昔からの憧れから、今チャレンジしなければ後悔すると思ったから。


Preparation for Application

Q. 留学を考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか

2023年
3月 社費選考のためIELTS 7.0取得
6月 社費合格
9月 キャンパスビジット実施 (US7校)

2024年
3月 GMAT初回受験で撃沈
4月 Jessica Kingとカウンセラー契約
5月 GRE初回受験でさらに撃沈し挫折…EA→GMATの戦略に変更
6月 EAスコアメイク完了
7月 GMAT2回目で出願スコア獲得
9月 R1出願
10月 IELTS 7.5取得, CBS面接(10/27), LBS面接 (10/29)
11月 LBS合格 (11/29)
12月 CBS合格 (12/12), GMAT5回目受けるもスコアアップデートならず

2025年1月 R2出願
2月 HBS面接 (2/18)
3月 HBS合格 (3/27)

Q. 大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか
(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)

Info Session、LinkedInやキャンパスビジットで各校2〜3名とCoffee Chat

Q. 受験準備にかかった費用について、教えてください

250万円程度(※GMAT対策で塾の授業にお金を使いすぎてしまったのが反省)

Q. 留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しました(もしくは、調達予定)ですか

会社からのサポート + 貯金

Q. TOEFL/IELTSについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください
(科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)

R1で受験したCBSは英語試験不要だったこと、LBSは7.0で十分だったことから10月以降で7.5取得に向けた対策開始

R/L: 大学受験の遺産である程度基礎ができていたので、試験慣れにより8.0以上で安定させた。GMAT対策やカウンセラーとのセッションを通して自然とレベルアップする部分もあると思います。
S: 日々のオンライン英会話に加えてNishの個別レッスンで対策
W: 参考書 + Nishの添削サービスで対策したものの7.0までは届かず…。

Q. GMAT・GREについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください
(科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)

学習開始時にAffinity飯島先生の学習コンサルティングを受講し、全体戦略を決めてその後も伴走いただきました。
GMAT初回受験で挫折した後、Jessicaや飯島先生の助言によりスコアの出やすいEA受験に切り替えてすぐにスコアメイク出来たことが精神的な安心材料になりました。

< Math >
中学受験歴なしに加えて大学受験で数学を使わなかったこともあり、飯島先生の助言のもと中学受験レベルの算数から時間をかけて学び直しました。
純ジャパの自分の場合、Mathが安定しないと勝ち目が無いためかなりの時間を費やしました。結果、対策無しのGRE受験でMath満点を取れたので成果はあったと思います。

< Verbal >
Affinity授業 (RC/CR)で基礎を学びつつ、単語帳で語彙を強化し、過去問を通して定着を図ったが最後までVerbalが足を引っ張り高得点が出ませんでした。
要因は以下2つだと考えています。
・過去問などの量を解くことで満足してしまい、一つ一つの不正解にじっくり向き合うことができなかった
・Mathに時間をかけすぎたこともあり、Verbalの対策が後手に回ってしまった

Q. 上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください

< 選択理由 >
・エネルギッシュで明るくカラッとしてて人柄が好きだった
・メインとして起用した際のコミットメントは強力そうな印象
・Adminに多い中年白人女性であること (=Adminに近い視点を持っている)
・HBSの面接対策で有名であるが、HBSの知見が深いからこそEssay含め全てのプロセスでJessicaからの助言が欲しかった

< 感想 >
・Jessicaの明るい人柄により、セッションやメールの度に前向きな気持ちになれた(受験と仕事の両立でネガティブな気分になることもあり、ここは意外と大きかったです)
・妥協を許さない姿勢に加えて、非常にロジカルで記憶力も高いため、シャープな指摘を与え続けてくれた
・基本的にzoomでの会話ベースになるので、お金も時間もそれになり掛かるがその価値はあったと思う

Q. エッセイについて、準備方法や苦労した点、工夫した点などを教えてください

24年5月頃からJessicaとのセッションを開始。これまでの人生経験の棚卸に3回、CV作成に3回、キャリアゴール設定に2回ほどのセッション(3ヶ月ほどの期間)を費やしました。早くエッセイに着手したい焦りの気持ちもあったが、ここで完璧にアラインできるとその後のカウンセラーからのフィードバックの質が格段に上がり、自身も満足のいくアウトプットに繋がると思います。
上記プロセスでR1の2校分エッセイは1ヶ月強で完成させました。CBSは非常にオーソドックスな設問で最初に取り組むエッセイとしては悪くなかった気がします。LBSは細かい設問が多くかなり時間を取られるので覚悟が必要です。
R1で面接含めひと通り経験したことで自らのアピールポイントがより明確になり、さらに時間的余裕からR2はエッセイの質に徹底的にこだわることができたため、アウトプットも自信の持てるものになりました。

Q. 推薦状について、準備方法や苦労した点、工夫した点などを教えてください

自らのディスアドバンテージとなる国際経験の少なさをカバーするため、現業務における米国側との信頼関係を日米両側の推薦者からハイライトしてもらうことを狙った。そのため直属上司(日本人)に加えて、業務で深く関わりのあるアメリカ人経営幹部に依頼。推薦状は重要なセルフブランディングの1つの要素なので、推薦者と直接会話して丁寧に自分の意図をオリエンテーションしました。(推薦者に丸投げしてメッセージングを委ねるのはリスクかつ機会損失だと考えました)

Q. インタビューについて、準備方法や苦労した点、工夫した点などを教えてください

面接官との会話(≠スピーチ)であることを意識し、スクリプトは作成せず箇条書きでポイントだけ整理しました。流暢に話すことより相手の質問をよく聞いて端的に答えることを意識。

Q. エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか

学校側のKPIは合格という投資に対するROIであり、そのリターンとは(1)長期的な社会へのインパクト / (2) 短期的なコミュニティへの貢献の2点だと考えて戦略を考えました。(1)は自身の経験と価値観に基づくNorth Starを明確にすること、(2)は将来のクラスメイトにどんなベネフィットをもたらすことが出来るか、という点をカウンセラーという第三者の視点を十分に活用しながら設定しました。
自身が魅力的な投資対象であることを学校に効果的に伝えるため、CV/Essay/LOR/Interviewは全て一貫したメッセージングのもと各々で担わせる役割を考えて臨むといいと思います。


School Choice

Q. 受験校はどのように選択しましたか

派遣先規定によりM7 + LBS/INSEADの計9校のみ出願可能だった中で、キャンパスビジットを通して得た自らの直感を大事しながら検討した。

Q. 進学予定先を選んだ理由は何ですか

キャンパスビジットでかの有名なケースメソッドの授業を見学し、教授・学生が教室に持ち込む熱量とスピード感に圧倒された。
最も自分のComfort Zoneから遠い場所であるからこそ、成長の期待値が最も高い場所だと確信したから。

Q. キャンパスビジットを行ったことがある場合、実施時期や内容について教えてください

2023年9月に1週間かけてUSのM7全校の弾丸ビジットを敢行
ビジットは決して必須ではないが、MBA受験という長い戦いの中でモチベを保つ上でビジット時の鮮烈な記憶が自分を奮い立たせてくれました。


Advice and Message

Q. 失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。

スコアメイクに関しては当然努力は惜しむべきではないですが、同時に向き/不向きや能力の限界もあるので執着しすぎないのも大事かと思います。
合否はHolisticな視点で判断されるので、信頼できるカウンセラーと二人三脚で自らのユニークネスを突き詰めて、効果的にAdminに伝えるための戦略を考えることに十分な時間を割かれることお勧めします。

Q. 一言メッセージをどうぞ!

バックグラウンドやスコアメイクなど、受験を諦める理由はいくつもある中で、
最後まで諦めずに走り抜けた方のみが志望校の合格を掴み取れると信じています!頑張って下さい!

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