投稿者プロフィール
H(男性)
26〜30歳(出願時期)
HEC Paris(フランス・ヨーロッパ)/ FullーTime MBA(進学予定校/プログラム)
Q. 海外経験と期間を教えてください
なし
Q. 受験校および出願ラウンドを教えてください
2024年1月:HEC Parisのみ出願
Q. インタビュー実施校を教えてください
HEC Paris
Q. 受験結果を教えてください
合格:HEC Paris
Q. 進学予定先の費用工面を教えてください
私費
Q. 進学にあたり、奨学金を活用されますか
取得済み
Q. 最終学歴 を教えてください(国内/海外・国立/私立・大学/大学院・文系/理系)
国立 大学院 理系
Q. GPAを教えてください
3.54 ※WES換算後
Q. 受験した試験と出願スコアを教えてください
(GMAT:点数(V/Q/IR/AWA)/GRE:点数(V/Q/AW)/TOEFL:点数(R/L/S/W)/IELTS:点数(R/L/S/W))
IELTS:7.0(R8.5/L6.5/S6.0/W6.5)
GRE:321(V154/Q167/AWA2.0)
Q. 受験するにあたり使用していた塾を教えてください
IELTS:LINGO
GRE:Affinity
Q. 受験するにあたり使用していたカウンセラーを教えてください
Essay:きむしゅんさん
Interview:Nishさん
Introduction
Q. バックグラウンドや職務経験などについて教えてください
新卒でITメガベンチャーに入社し、マーケティングリサーチを行う部署にて調査設計・アンケート作成・データ収集&集計などの業務に従事。
その後、ニュースメディアなどの運営を行う部署へ異動し、ProductManagerとしてサービス企画・マーケティングなどの業務を行っていました。
Q. なぜ、留学に行こうと思ったのですか。そのきっかけや理由を教えてください
大きく理由は3つあります。
①新卒で配属された部署の経営陣がMBAを持っており、その人たちのようなビジネスマンになりたいと感じたこと
②日本で働き続けることに一定の危機感を持ったため、海外でも働ける(活躍できる)ようなスキルを身に着けたいと感じたこと
③スキルセットがマーケによっているため、業務では身につかなかったファイナンスなどのスキルを身に着けたいと感じたこと
Q. 留学の目的や活動予定について教えてください
目的は2つあります。
①ビジネス全般の知識を身に着け、PMとしての能力を高める。
②英語力を高めるとともに、Diversityな環境でも成果を出せる力を身に着ける。
Q. 留学後のビジョンを教えてください
外資ITのProductManger, Marketing, Business Developmentのいずれかのポジションにつきたいと考えています。
Preparation for Application
Q. 留学を考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか
21年9月 LINGOに通い、IELTS対策を始める
21年12月 IELTS初受験(OA6.0)。IELTS余裕やんと勘違いする。
22年-23年2月 IELTSをちんたら勉強。びびって本試験を受けず。受験を先延ばしにしていたことはMBA受験最大のミスでした。
23年3月 そろそろやばいと思い、IELTS2回目受験(OA 6.0)。初回と変わらず、本格的に焦る。
23年4月 IELTS3回目受験。Readingが爆伸びし、出願スコア獲得(OA 7.0)
23年5月 Affinityに通い、GRE対策を始める
23年9月 GRE初受験(321点)
23年10月 エッセイ着手。
24年1月 エッセイカウンセラーに多大なサポートをいただき、HEC Paris出願。
24年1月末 書類追加連絡をHECよりいただき、Interview対策を始める。
24年2月上旬 面接×2
24年2月中旬 電話で合格連絡。
24年2月下旬 HECより奨学金獲得。
Q. 大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか
(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)
情報収集はOfficialな説明会、Alumni、Websiteの3つで行いました。
①Officialな説明会
学校側が開催する公式の説明会と、在校生が企画してくださる非公式の説明会に参加しました。
ここでは主催者側の説明を聞き、事前に調べた内容などが合っているかを確認するとともに、自分のバックグラウンドと似ている方や目標とするキャリアを歩んでいる方を探す場として活用していました。
②Alumni
説明会に参加されている方には後日LinkedInで連絡をとり、1on1で個別に相談などをしていました。
説明会ではあまり込み入ったことは聞けない(聞きにくい)ので、そういった部分はAlumniの方に個別に伺いました。
③Website
モチベーション維持のために、海外MBA合格体験記を読んでいました。
学校について調べるときは、主に各校の日本人サイトを読んでいました。
Q. 受験準備にかかった費用について、教えてください
正確には覚えていませんが、合計すると約150万円くらいだったかと思います。
・予備校 約50万円
LINGO(ILETS 6.5突破コース) 約20万円
Affinity(GMAT RC戦略クラスA・B/GRE Verbal演習クラス×2) 約30万円
・コンサルタント 約50万円
きむしゅんさん(MBA受験全般&Essay)
Nishさん(Interview対策)
・教材 約30万円
IELTS 約10万円
GRE 約10万円
Mytutor 約10万円
・試験受験費用 約20万円
IELTS(4回) 約10万円
GER(3回) 約10万円
Q. 留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しました(もしくは、調達予定)ですか
貯金&学校からの奨学金で大部分は工面できたのですが、直近の円安影響を受けて、すこし料金からお金を借りる予定です。
Q. TOEFL/IELTSについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください
(科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
・受験したテスト IELTSのみ
・勉強開始時の英語力 TOEIC800点
・利用した塾 LINGO LLC(Reading、Listening、Writing)、Mytutor(Speaking)
・利用した教材 LINGOにて配布いただいた教材、公式問題集、IELTS 3500の単語帳
・目標としていたスコア OA7.5(R8.0/L8.0/S6.5/W6.5)
・初回スコア OA6.0(R6.5/L5.5/S4.5/W6.5)
・最終的なスコア OA7.0(R8.5/L6.5/S6.0/W6.5)
欧州校メイン&スコアメイクのしやすさを考慮し、IELTSを選択しました。
LINGOのOA6.5コースを受講しました。LINGOは安価でありながら、Reading、Listening、Writingの基礎を約2か月で身に付けることができるので、非常におすすめです。
目標としていたスコアがとれなかった要因は以下2つと考えています。
①Speakingに費やした時間が少なかったこと
・Mytutorは非常によいサービスかつ講師の方々のレベルも高いのですが、英会話を始めた時期が遅く、あまり時間を割いていなかったため、演習量が足らず(ときどきさぼっていたこともあり)、Speaking6.5を取ることができませんでした。
MBA受験を志したタイミングで英会話を開始し、より多くの演習を行っていれば、もっと高いスコアを取れたかと思います。
②Listening Part2,3の正答率が悪かったこと
・Listeningの勉強は継続していたものの、Part2,3の正答率が最後まで悪く、そこが足を引っ張り、Listeningで7.0以上のスコアを取れませんでした。
・闇雲にシャドーイング、問題演習を繰り返すのではなく、なぜPart2.3でよく間違うのかを分析し、原因をつぶす勉強をしていればもっとよいスコアを取れていたかと思います。
<単語>
・IELTS 3500の単語帳を利用。
<Reading>
①公式問題集での演習
・時間を計ったうえで、公式問題集を解き、間違った箇所について原因(正解の根拠となる箇所の意味を取れなかったなど)を分析する。
・解き終わった後は、わからないかった単語・意味を取れなかった文章を精読する。
・一定期間後、改めて同じ問題を解く。何度も解くと答えを覚えるので、なぜ他の選択肢が不正解なのか説明できるようにするとよいです。
・上記が終わったら、速読の練習を行い、60分で3つの長文を読み、すべての問題を解けるようにする。
・60分で3つの長文を読める&解けるようになった結果、Readingのスコアが6.5→8.5に伸びたので、スコアメイクをするうえで、速読も重要なポイントになるかと思います。
②その他重要だと感じたこと
・1つの長文を20分で解くといった小分けの演習を行うのではなく、本番同様に3つの長文を60分で解く演習をすることが速読力などを付けるためには重要だと感じました。
・Readingが弱いと、GMAT/GREのスコアメイクに苦戦するので、Readingのスコアは8.0以上を取れるようにしておいた方がいいかと思います。
<Listening>
①公式問題集での演習
・公式問題集を解き、間違った箇所について原因(正解の根拠となる箇所の意味を取れなかったなど)を分析する。
・解き終わった後は、わからないかった単語・意味を取れなかった文章を精読する。
・上記が終わったら、シャドーイングを行う。
・一定期間後、改めて同じ問題解く。何度も解くと答えを覚えるので、なぜ他の選択肢が不正解なのか説明できるようにするとよいです。
<Speaking>
①瞬間英作文での学習
・Speakingが壊滅的にできなかったため、まずは瞬間英作文を使って、学習を進めました。
簡単な英文がすぐに口から出てくるようになった後は、Mytutorでオンライン英会話を行いました。
②Mytutorでのオンライン英会話
・簡単な英文がでてくるようになった後は、実際に出題された問題(中国語のサイト)を使って、Mytutorで演習をしました。
③その他重要だと感じたこと
・2~3日さぼってしまうと、とたんに英語が出てこなくなってしまったため、毎日英会話を続けることが大事だと感じました。
・仮にうまく話せなかったとしても、解答例や表現を先生が教えてくれるので、英会話はできるだけはやく始めるのがよいかと思います。
<Writing>
①LINGOでの学習
・LINGOでいただいた例文・模範解答を覚え、時間を計って回答を書く練習をしました。
・私は上記だけで毎回Writing6.5を取れていたので、これだけでもLINGOに通う価値はあるかと思います。
Q. GMAT・GREについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください
(科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
・受験したテスト GREのみ
・勉強開始時の英語力 IETLS OA 7.0(Reading 8.5)
・利用した塾 Affinity(RC)
・利用した教材 Affinityにて配布いただいた教材、Manhattan PrepのFlashCard(Essential) 、Magoosh(Math)
・目標としていたスコア GRE320(V152/M168)
・最終的なスコア GRE321(V154/M167)
大学受験にて数学を利用していたのでGREを選択しましたが、
GREのVerbal(特にRC)は非常に難しいので、その点も踏まえて、GMAT/GREのどちらを選ぶか検討された方が良いかと思います。
Mathで高得点を取ることはできるが、Verbalで点がとれず、GREのスコアメイクがいつまでたっても終わらないといったケースはそれなりにあるかと思いますので・・・・
目標としていたスコアがとれた要因は以下3つと考えています。
①AffinityにてRCの体系的な解き方を内宮先生から教えていただいたこと
・Affinityに通うまではRCの正答率が3割程度だったのですが、内宮先生から体系的な解き方を教えてもらうことで、正答率が大きく改善し、最終的にはRCの正答率が8割程度になりました。Affinityに通わなければ、GREのスコアメイクは終わらなかったと思います。
②きむしゅんさんにGREの模試の結果を分析していただき、勉強法や受験タイミングについてのアドバイスをいただけたこと
・GREは1年に5回しか受けられないため、試しに受験するといったことが難しく、いつどのタイミングで受験するかが重要になります。
そこで私はGREの模試の結果をもとに、きむしゅんさんにいつ受けるべきかを相談したところ、最適な受験タイミングだけではなく、模試の結果をもとにしたアドバイスやVerbal・Mathの双方にて本番で活用できる解法・テクニックを教えていただきました。きむしゅんさんに相談し、良いアドバイスをいただけたからこそ初回受験にて目標スコアを取ることができたのだと考えています。
③GREのRC対策を始める前に、IELTS対策で読解力が身についていたこと
・GREのRCはIELTS・TOEFLはもちろんのこと、GMATよりも難しいです。
(IELTS Reading 8.5の状態でGREのRCを初めて解いたときは、本文が何を言っているのかが全くわかりませんでした。GREのRCはそれくらい難しいです。)
いかにAffinityにてRCの解き方を身に着けたとしても、基礎的な読解力が身についていないと安定してRCで高得点を取ることは難しいかと思います。
そのためGREのRCに着手する前にIELTSで基礎的な読解力(単語力)をつけておくことをお勧めします。
<Verbal RC>
①Affinityでの学習
・AffinityのRC戦略コース(SetA/B)、GRE演習コース(2つ)を受講しました。
・Affinityの教材を解く。その際、Affinityにて学んだ解法を意識して解く。間違った箇所について原因(正解の根拠となる箇所の意味を取れなかったなど)を分析する。
・解き終わった後は、わからないかった単語・意味を取れなかった文章を精読する。
・一定期間後、改めて同じ問題を解く。何度も解くと答えを覚えるので、なぜ他の選択肢が不正解なのか説明できるようにするとよいです。
・上記を行ったところ、RCの正答率は7~8割で安定しました。
<Verbal 単語>
①Manhattan Prep Essential 500
<Math>
①Magooshでの学習
・本番よりも時間を短く設定し、Magooshにて問題演習を重ねました。
Q. 上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください
十分な実績があり、直近でMBA受験を経験されていたという点を踏まえて、きむしゅんさんにお願いしました。
MBA受験を振り返った際、きむしゅんさんにエッセイをお願いしたのは最高の決断だったと思います。きむしゅんさんにエッセイをお願いしなければ、奨学金付きでのHECへの合格はありませんでした。
きむしゅんさんにお願いしてよかった点は3つあります。
①レスが早い
・きむしゅんさんは年末年始であっても、すぐに返事・レビューをくださったので、出願期日直前で切羽詰まっていたときに非常に助かりました。
②エピソードの深堀や文章化がうまい
・エッセイにこういったことを書きたいと漠然と考えていたものの、なかなか筆が進まない状況が多々ありました。
そのたびにきむしゅんさんと相談しましたが、こういう風に書いた方がよりアピールできるというアドバイスをいただけるだけではなく、うまく文章にしてくださるので、非常に助かりました。
またその上でエッセイの各質問や推薦状から浮かび上がる人物像にずれがないように整えてくださるので、質の高いエッセイを書くことができました。
③MBA受験を経験されている
・きむしゅんさんは直近でMBA受験を経験し、トップスクールに合格されているので、MBA受験生の気持ちを非常によくくみ取ってくれるだけではなく、ご自身の経験に基づくアドバイスもくれます。
私は周りにMBA受験をしている人がいなかったので、エッセイ以外でもMBA受験に関連することをいろいろと相談していました。
MBA受験は情報戦の側面もあるため、周りにMBA受験を経験している人がいないケースでは、きむしゅんさんに相談してみるとよいかもしれません。
Q. エッセイについて、準備方法や苦労した点、工夫した点などを教えてください
エッセイの各質問を読み終わった際に浮かび上がる人物像にぶれが生じないよう一貫性を持たせることを意識しました。
Q. 推薦状について、準備方法や苦労した点、工夫した点などを教えてください
日本語で作成したものを推薦者の方々にレビューいただいた後、英訳するといった流れで作成しました。
内容面では、エッセイで言及できていない自分の強みをアピールすることを意識しました。
推薦状を断られるケースなどもあるため、余裕をもって進めておくことを推奨します。
Q. インタビューについて、準備方法や苦労した点、工夫した点などを教えてください
インタビュー対策はNishさんにお願いしました。
過去インタビューで聞かれた質問をNishさんからもらい、スクリプトを作って覚えるといった方法で準備しました。
Q. エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか
Collaborativeな人材であること、海外経験がなくてもクラスに貢献できる能力があることをアピールしました。
School Choice
Q. 受験校はどのように選択しましたか
以下の要素を考慮したところ、IESE・HECの2校が残りました。
在校生・アラムナイの方とお話しし、フィットを感じたHECのみ受験しました。
私費留学であったため、費用面からアメリアを除外。
家族帯同であったため、イギリスを除外。
インターンや課外活動を行いたいため、1.5年前後の期間の学校を検討。
就職活動を踏まえて、Top20の学校に限定。
Q. 進学予定先を選んだ理由は何ですか
HECのみ受験のため、割愛します。
Q. キャンパスビジットを行ったことがある場合、実施時期や内容について教えてください
キャンパスビジットはしませんでした。
Scholarship
Q. 奨学金に応募をした場合、奨学金の内容や応募方法などについて教えてください
HECが提供している奨学金をいただきました。
Advice and Message
Q. 失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。
受験を振り返って、失敗だったと感じていることは、IELTSを定期的に受験しなかったという点です。
初回受験後、1年ほど受験しなかったため、進捗・自分のレベルが把握できず、自分の勉強方法が良いのかどうかを振り返る機会を持つことができませんでした。
毎月受験する必要はなかったかもしれませんが、2か月に1回は受験し、学習方法などの振り返りなどを行っていれば、より短期間でスコアメイクが完了したのではと感じています。
Q. 一言メッセージをどうぞ!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
MBAに合格する人は「超エリート」か「最後まで諦めなかった人」かのどちらかです。
受験勉強を進める中で、私なんかがMBAに合格できるのだろうかと思う瞬間が何度もありましたが、諦めずに続けることで合格を手にしました。
これから受験を始める方、今現在頑張ってらっしゃる方、大変だと思いますが、最後まで諦めずに頑張ってください!応援しています!!