合格体験記/オックスフォード大学サイードビジネススクール/University of Oxford Saïd Business School/K.T

投稿者プロフィール

K.T(男性)
31〜35歳(出願時期)
University of Oxford Saïd Business School/Full-Time MBA


Q. 受験校および出願ラウンドを教えてください

Round4:Oxford, Round 3:Cambridge

Q. インタビュー実施校を教えてください

Oxford、Cambridge

Q. 受験結果を教えてください

Oxford、Cambridge

Q.  進学予定先の費用工面を教えてください

私費

Q. 進学にあたり、奨学金を活用されますか

未取得

Q. 最終学歴 を教えてください(国内/海外・国立/私立・大学/大学院・文系/理系)

私立・大学

Q. GPAを教えてください

3.6

Q. 受験した試験と出願スコアを教えてください
(GMAT:点数(V/Q/IR/AWA)/GRE:点数(V/Q/AW)/TOEFL:点数(R/L/S/W)/IELTS:点数(R/L/S/W))

GRE: 316(V 163/Q 153/AW 3.5)
IELTS:8.0(R8.5/L8.5/S7.5/W7.0))

Q. 受験するにあたり使用していた塾を教えてください

きむしゅん、Affinity

Q. 受験するにあたり使用していたカウンセラーを教えてください

きむしゅん


Introduction

Q. 海外経験と期間を教えてください 

学生時に1年間米国に留学、半年間マレーシアに留学、社会人になり3年間フィリピンで勤務

Q. バックグラウンドや職務経験などについて教えてください

これまでのキャリアを通じて、日本と海外をつなげることに強い関心を持って取り組んできました。新卒では総合電機メーカーで知財戦略の立案や交渉に携わり、その後はフィリピンのコンサル会社で、日系企業の海外進出を支援する仕事をしていました(日本政府のODA関連プロジェクトや市場調査、ビジネスマッチングなど)。現在はVC/PE業界で、日本の魅力を世界に広げるべく、投資業務に従事しています

Q. なぜ、留学に行こうと思ったのですか。そのきっかけや理由を教えてください

1.キャリアの初期から「いつか海外でMBAを取りたい」という想いがあり、後悔したくなかったこと、2.グローバルに働くうえで、海外MBAが一定のクレデンシャルや人脈形成につながると考えたこと、3.海外MBAは必須ではないものの、自分の人生/キャリアにとってマイナスにはならないと考えたことです

Q. 留学の目的や活動予定について教えてください

多様な環境下でリーダーシップを発揮する経験を積み、さまざまなバックグラウンドを持つ人々とのネットワークを形成することです

Q. 留学後のビジョンを教えてください

現職に戻り、VC/PE投資業務を行う予定です


Preparation for Application

Q. 留学を考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか

英語については、いつかは海外留学をしたいという想いがあり、地道に準備を進めてきました。2024年4月にはIELTSで8.0を取得し、その後は同年4月から11月までGREの学習に取り組みました。その後、エッセーの作成やインタビューに取り組み、2025年2月末にすべての受験プロセスを完了しました。準備期間における仕事との両立は精神的、体力的に想像以上に大変でした。ただ、乗り越えたことで自信にも繋がりました

Q. 大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか
(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)

海外MBAドットコム主催のイベントやAGOS主催の説明会に参加したほか、LinkedInを通じて在校生にコンタクト等しました

Q. 受験準備にかかった費用について、教えてください

ざっくりとですが、合計:約100〜150万円
・GRE(4回受験):約12万円
・IELTS(3回受験):約8万円
・カウンセラー費用:約50万円
・インタビュー対策:約10万円
・イギリス訪問(合格後):約50万円

※加えて、MBAを直接の目的としたものではありませんが、DMM英会話やNative Campなどのオンライン英会話を5年以上継続しています。また、2024年の1年間は、土日や平日の業務前後も受験勉強に集中し、ほとんどの誘いを断ってきたため、金銭的コストだけでなく、人生経験という意味でも大きなコストを費やしたと感じています

Q. 留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しました(もしくは、調達予定)ですか

資金は自己資金と銀行ローンの併用です。当初は株の運用益を含む自己資金で賄う予定でしたが、進学直前に株価が大きく下落したため、家族に地方銀行から教育ローンを借りてもらいました。返済は留学後に自身で行う予定です

Q. TOEFL/IELTSについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください
(科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)

BestmytestというオンラインPFで準備しました

Q. GMAT・GREについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください
(科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)

きむしゅんさんの指導のもと、主に中国の教材を活用して準備を進めました。平日は1日3時間、土日も可能な限り時間を確保し、勉強に取り組みました

Q. 上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください

きむしゅんさんに依頼した理由は、欧州MBAでの豊富な合格実績があったことに加え、GRE対策からエッセー添削までを含むフルパッケージで、相談無制限・約50万円という価格設定が割安だと感じたためです。カウンセラーを付けたかった一方、コストも低く抑えたいという想いがありました

Q. エッセイについて、準備方法や苦労した点、工夫した点などを教えてください

キャリアを通じて「日本を世界に発信したい」という一貫した想いがあること、そして過去の合格者データに基づいて記載すべきポイントを、きむしゅんさんのアドバイスを参考にしながらエッセーに反映しました

Q. 推薦状について、準備方法や苦労した点、工夫した点などを教えてください

現職で複数の投資案件を共に担当し、私が信頼し尊敬する上司の方に推薦状をご記入いただきました

Q. インタビューについて、準備方法や苦労した点、工夫した点などを教えてください

Native英会話での練習に加え、Nishのサポートも活用して面接対策を行いました。受験準備を始めて以来、できるだけ毎日英語に触れるよう心がけ、エッセー作成後は特にスピーキング対策に重点を置いて、毎日可能な限り練習を重ねました

Q. エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか

1)小学3年生のオーストラリアでのホームステイ経験を原点とする、「日本と海外をつなげたい」という一貫した想い、2)総合電機、海外コンサル、VCなど多様な業界・国での就業経験、3)異文化環境での適応力・実行力、多様な環境下でのリーダーシップ経験


School Choice

Q. 受験校はどのように選択しましたか

1) コストと期間のバランスを考慮し、欧州の1年制MBAを選択、2) 多様な人との交流を重視し、幅広い分野の学生が集まる総合大学を志望しました。上記の理由から、OxfordとCambridgeを受験しました

Q. 進学予定先を選んだ理由は何ですか

1)Oxfordの方が比較的ファイナンス業界への進路実績が多く、キャリア的なコネクションも築きやすいと感じたこと、2)現職の上司や共にプロジェクトを行った方々がOxford出身であり、実際の仕事を通じて好印象を抱いていたこと、3)私が出会った中では、Oxfordの学生の方が個性が際立ち、ユニークな人生経験を持つ人が多いと感じたこと(MBAの経験が面白いものになる直感的な気がしたこと)です

Q. キャンパスビジットを行ったことがある場合、実施時期や内容について教えてください

特定の在校生・卒業生からの推薦はありませんでしたが、インタビュー前に「Why Oxford, Cambridge」にしっかり答えられるよう、LinkedInを通じて各校の在校生5人程度にコンタクトを取り、実際に話を聞く機会を持ちました


Scholarship

Q. 奨学金に応募をした場合、奨学金の内容や応募方法などについて教えてください

なし


Advice and Message

Q. 失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。

・「いつかMBAに行きたい」という想いは、時間が経っても消えないということです。MBAに対する想いがある方は、たとえ一時的に忘れたとしても、何年経ってもふと頭をよぎるものだと思います。私自身もそうでした。であれば、早めにチャレンジすることで、後悔の種を取り除くことができるかもしれません。特に近年は学費も年々上昇しており、精神面・経済面の両方から見ても、早めの決断には大きな意味があると感じています。私はキャリア10年目で受験しましたが、それまでに「やはりMBAに行きたい」という気持ちが何度も湧き上がり、そのたびに少し準備を進めては、仕事との両立が難しく中断する…ということを繰り返してきました。最終的に2024年4月から本格的に準備を開始しましたが、今思えばもっと早く取り組んでいれば良かったと思うこともあります

・精神的な負荷は想像以上でした。信頼できる伴走者の存在が支えになります。特にGREの学習は非常に大変で、何度も諦めかけました。その中で私を支えてくれたのが、カウンセラーとしてサポートしてくださったきむしゅんさんの存在でした。励ましや的確なアドバイスがあったからこそ、困難な時期を乗り越えることができたと思います。カウンセラーは誰でも良いというわけではありませんが、自分に合った方を早めに見つけて伴走してもらうことは、精神面でも実務面でも大きな支えになります。私の場合、試験スコアは高くなかったものの、適切な準備を積み重ねたことで、最終的にOxfordとCambridgeの両校に合格することができました

・欧州MBAは、スコアだけで決まるものではないです。近年、欧州MBAではスコアの比重が相対的に下がっている印象があります。GMATで600点前半や500点台でも合格するケースもあり、「高得点を取らなければ無理」と決めつけてしまうのは早計です。人物としての魅力やキャリアの一貫性、将来のビジョンがしっかりしていれば、スコアが多少低くても十分に可能性はあると思います

・資金面のハードルは確かにありますが、突破できる可能性もあるということです。私自身も現在、資金調達には苦労していますが、日本は金利が非常に低く、(第三者に契約してもらう必要がありますが)地方銀行では1000万円単位で教育ローンを組むことが可能です。欧州MBAであれば、自己資金、教育ローン、家族からの支援などを組み合わせて、約2000万円ほどを確保できれば実現可能な範囲にあると感じています。もちろん簡単なことではありませんが、資金の問題で夢を諦めてしまうのは非常に惜しいという印象です

・多くの人にとってMBA準備は想像以上に厳しいですが、それでも前に進めば何とかなります。合格体験記だけを見ると、スムーズに準備を終えたように見える方もいますが、私が実際に話を聞いた限りでは、ほとんどの方が「本当に大変だった」と語っています。仕事との両立は簡単ではありません。ただ、諦めずに継続できれば、必ず道は拓けると信じています。そのためにも、信頼できるカウンセラーや、一緒に頑張る仲間の存在は非常に大きな力になります

Q. 一言メッセージをどうぞ!

人生1度きりなのでMBAにいきたいとう気持ちがあるなら、後悔しないように頑張ってください!

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