投稿者プロフィール
Y.Hさん(男性)
26〜30歳(出願時期)
シンガポール国立大学/National University of Singapore(NUS)(シンガポール・アジア)/ Full-Time MBA
Q. 海外経験と期間を教えてください
学生時に5か月間カナダのバンクーバーにある日系NPOにてインターンシップを経験。その他は海外旅行程度。
Q. 受験校および出願ラウンドを教えてください
2025 Round2:NUS
Q. インタビュー実施校を教えてください
NUS
Q. 受験結果を教えてください
合格:NUS
Q. 進学予定先の費用工面を教えてください
私費
Q. 進学にあたり、奨学金を活用されますか
未取得
Q. 最終学歴 を教えてください(国内/海外・国立/私立・大学/大学院・文系/理系)
国内私立文系・学部卒
Q. GPAを教えてください
3.2
Q. 受験した試験と出願スコアを教えてください
(GMAT:点数(V/Q/IR/AWA)/GRE:点数(V/Q/AW)/TOEFL:点数(R/L/S/W)/IELTS:点数(R/L/S/W))
GMAT FE:555
IELTS:7.0(R:8.0、L:7.5、S:6.5、W:6.5
Q. 受験するにあたり使用していた塾を教えてください
MBA Lounge
Q. 受験するにあたり使用していたカウンセラーを教えてください
川尻さん
Introduction
Q. バックグラウンドや職務経験などについて教えてください
1社目:メガバンク(総合職):3年
2社目:教育系ITスタートアップ(事業開発):3年
業務委託:就活サポート事業(企画系全般、カスタマーチームマネージャー):2年半
Q. なぜ、留学に行こうと思ったのですか。そのきっかけや理由を教えてください
・教育事業を通じて深刻な少子化に伴う将来的な日本国内の経済規模縮小を痛感し、グローバルで戦えるビジネスマンにならなければという危機感を覚えたから
・2社目のスタートアップでIPOを展望していたが、海外拠点を設立した後のグロースに苦戦してきた経験があり、海外展開を担えるスキルセットを身につけたいと思ったから
・スタートアップ×海外MBAホルダーがあまりおらず人材として差別化できると思ったから
Q. 留学の目的や活動予定について教えてください
【留学の目的】
・様々なバックグラウンドを持つ同期とのコネクション作り
・アジア市場におけるマーケティング、限られたリソースで企業をグロースさせるためのオペレーション周りの知見を深める
【活動予定】
・現地スタートアップでのインターンシップ
・アントレ又はIT関連でのクラブ活動
・スモールビジネスの立ち上げ
Q. 留学後のビジョンを教えてください
日本に戻るつもりではいるが、いただけるご縁や機会に合わせて場所は柔軟に検討したい。
卒業後の業務については、中小・ベンチャー企業などリソースが限られる企業におけるアジア展開支援をしたいが、これも柔軟に検討したい。
Preparation for Application
Q. 留学を考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか
2024年7月:MBA受験を決意しIELTS1回目を受験(OA6.5)
2024年8月:IELTS2回目を受験(OA7.0)
2024年9月:MBA Loungeに申し込み。GMAT FE1回目を受験(400点代前半)
2024年10月:東京にてNUSアドミッションの方と複数回個別面談を実施
2024年11月:GMAT FE2回目受験(500点代前半)。志望校をNUSとIEに決定。
2024年12月:GMAT FE3回目受験(500点代中盤)。Essayと推薦状を完了。
2025年1月:GMAT FE4回目受験(前回+10点)。NUSのイベント対面で参加し、アドミッションや現役生とのコネクションを作る。Round2でNUSに出願。出願後すぐにVideo Interviewを実施。
2025年2月:GMAT FE5回目受験(前回+10点)。NUSインタビュー実施。インタビューから2週間弱でNUSから合格の連絡をいただき、MBA受験が終了。
Q. 大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか
(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)
OB/OG訪問、QSイベント参加、Campus Visit
Q. 受験準備にかかった費用について、教えてください
トータルで約75万円
・カウンセラー(MBA Lounge):30万円
・IELTS×2回:6万
・GMAT FE×5回:15万
・GMAT教材(マスアカ、公式問題集):5万
・シンガポール渡航費:15万
・その他勉強のためのカフェ代など:4万
Q. 留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しました(もしくは、調達予定)ですか
自己資金+家族からの援助(借金)
Q. TOEFL/IELTSについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください
(科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
【IELTS】
Reading・Listeningはひたすら過去問や類題を解きまくって問題慣れ。ieltsonlinetestsというWebサイトで大量の類題を解けることから、数十回分解いて練習。
https://ieltsonlinetests.com/ielts-exam-library
WritingはIELTS Writing徹底攻略の内容をインプットした上で、時間内に書き切れる練習をした上で、何度か友人に添削を依頼。
Speakingは、Part1頻出テーマとしてAtsueigoがまとめてくれているサイトを利用し、全テーマでスクリプト作成して練習。Part2・3は、どのようなテーマが来てもある程度汎用的に話せる内容(少子化などの社会問題)でスクリプトを用意し練習。
https://atsueigo.com/ieltsspeakingquestions/
Q. GMAT・GREについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください
(科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
【GMAT】
私立文系出身かつ中高一貫で数学の勉強をほとんどやらずにここまで来てしまっており、因数分解すらできない状態で中学1年生の数学から勉強を始めるレベルだったため、Math・Data Insightにおいて大変苦労しました。
中学数学のテキストとマスアカを購入し、中学数学の基礎を固めた上でマスアカに移って、マスアカを数周行った後に公式問題集を解く流れで進めました。
最終的にはMathが得点源になるところまではいきましたが、半年間毎日3時間~4時間ずっと数学の勉強をしている日々でしたので、もっと前からGMATの準備をすべきだったなという反省がございます。
Q. 上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください
MBA Lounge・川尻さんにお願いしました。
MBA LoungeのシンガポールMBA説明会に参加した際、川尻さんの丁寧なご説明と多くの受験生を合格に導かれてきた実績(特にNUS合格者の多くが川尻さんのサポートを受けている点)、そして何より川尻さんのお人柄が決め手となり申し込みをしました。
情報収集を進める中で不明な点を川尻さんにお伺いすると迅速にご回答いただけますし、定期的に開催いただける進捗報告会にて、他の受講生とも情報共有ができるため、周囲に相談できる人がいない自分にとっては大変ありがたい環境でした。
Q. エッセイについて、準備方法や苦労した点、工夫した点などを教えてください
3問(1問につき250words)と分量が少ない中で、自身のパーソナリティやNUSでやりたいこと・志望度・Mid-term, Long-term goalなどの要素を組み込んだEssayにしなければいけないので、如何に具体性を保ちながらも端的に表現するのかに多くの時間を費やしました。
端的な表現のところは、カウンセラーの川尻さんや生成AIにも頼りつつ、10~20時間かけてこだわって作成しました。
Q. 推薦状について、準備方法や苦労した点、工夫した点などを教えてください
信頼している本業の上司にお願いしました。全て日本語で記載をいただき、生成AIを使いながら英語に翻訳する作業を自分で行いました。
前向きにご対応していただける方だったことと、MBA Loungeの川尻さんからの多くのアドバイスをいただいたので、幸いあまり苦労はしませんでした。
Q. インタビューについて、準備方法や苦労した点、工夫した点などを教えてください
頻出の質問集がネットに多く情報がある他、OB/OGや既に合格をしている方からもアドバイスをいただき、事前準備は確りできていたが、当日学校側のZoomの接続不良があったことや、参加していたアルムナイの英語に訛りが強く質問を聞き取れないことが何度か発生。
(対策のしようがないため、こればっかりは運だなと感じました)
Q. エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか
協調性とリーダーシップをアピールしました。
特に、スタートアップで勤務しながら業務委託でマネージャー業務や企画系の業務を請け負い、社会人年数に対して多くの経験を積んでいる事や、その中で業務をリードして成果を上げてきていることアピールしていました。
また、自身のパーソナリティと同等もしくはそれ以上に、NUSに対する志望度の高さとNUSコミュニティに対してどのように貢献していくのか、それがNUSにとってどのようなメリットになるのかを示すことを意識していました。
上記は、アドミッションやOB/OGの方と何度も個別面談を重ねている点や、キャンパスビジットをしている点を伝えて、言動と行動が一致していることを強調しました。
School Choice
Q. 受験校はどのように選択しましたか
イベントやOB/OG訪問を通じ各校の理解を深めた上で、費用・期間・世界的な評価・強みとしていることなど総合的に勘案し、NUSとIEの2校に絞った。
Q. 進学予定先を選んだ理由は何ですか
①世界的な評価が高い・②17ヶ月という期間・③総合大学である・④柔軟性の高いカリキュラム、という4点。
①・③について、MBAスクールとしてだけでなく、総合大学としても評価・環境ともにトップスクールであり、コネクション構築でより幅広い可能性があることが魅力だった。
②について、インターンシップ経験を重視したかったことから、他校と比較して期間が長めであることを重要視していた。
④について、NUSは最後のセメスターでインターン・選択授業・留学など様々な選択肢から柔軟に自身のカリキュラムを策定できるため、1年間の価値観の変化から柔軟に学びの機会をコントロールできる点が大きなメリットに感じた。
Q. キャンパスビジットを行ったことがある場合、実施時期や内容について教えてください
MBA Lounge経由で10月に東京で個別面談。その翌日に開催されたQSイベントにおいても更に個別で時間をもらい、私自身の人柄や経歴、NUSの志望理由などをアドミッションの方々に理解してもらう機会となった。この2回の個別面談で、かなり志望度が高い候補者として認識いただけた感覚があった。
また、出願直前の1月に開催されていたCapmus Open Dayに参加。現役生やアドミッションの方とも交流。その場でアドミッションから、「わざわざ日本から参加したことは大きな意味を持つよ」とのコメントをもらう。
Scholarship
Q. 奨学金に応募をした場合、奨学金の内容や応募方法などについて教えてください
特になし
Advice and Message
Q. 失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。
英語やGMATなどのテストは、実施事項と目標が分かりやすいのでつい優先的に取り組んでしまいがちなのですが、学校理解やアドミッションとのコネクション作成、Essayなども同等に重要ではありますので、まずテスト対策をするのではなく、全体感を理解した上で攻略方法を詳しい方に聞きながら進めていくのが良いと思います!
Q. 一言メッセージをどうぞ!
MBA経験者の方は、恐らくほぼ全員が何かしらのご苦労をされて合格をつかみ取っていらっしゃるので、その分助けて下さる方が本当に多いなと思いました。
ぜひ遠慮せずいろんな方に頼りながら、孤独にならずに突き進んでいけばその先に良い結果が待っていると思います!