合格体験記/ミシガン大学ロススクールオブビジネス/University of Michigan Ross School of Business/ビールマン

投稿者プロフィール

ビールマン(男性)
31〜35歳(出願時期)
University of Michigan Ross School of Business(アメリカ・北米)/ Full-Time MBA


Q. 受験校および出願ラウンドを教えてください

R1: Columbia, Haas, Anderson
R2: Kellogg, Yale, NYU, Ross / EU: HEC, Esade, IE(Dual)

Q. インタビュー実施校を教えてください

Anderson, Ross, HEC, Esade, IE

Q. 受験結果を教えてください

合格:Ross(進学), HEC, Esade, IE
WL:NYU(辞退)
不合格:Columbia, Haas, Anderson, Kellogg, Yale

Q.  進学予定先の費用工面を教えてください

社費

Q. 進学にあたり、奨学金を活用されますか

未取得

Q. 最終学歴 を教えてください(国内/海外・国立/私立・大学/大学院・文系/理系)

国内・国立・大学・文系

Q. GPAを教えてください

2.3 (WES3.13をOptional essayで記載)

Q. 受験した試験と出願スコアを教えてください
(GMAT:点数(V/Q/IR/AWA)/GRE:点数(V/Q/AW)/TOEFL:点数(R/L/S/W)/IELTS:点数(R/L/S/W))

GMAT Focus 655 (V78/Q88/DI81)
IELTS 7.5 (L7.5/R8.5/W6.5/S6.5)

Q. 受験するにあたり使用していた塾を教えてください

GMAT Focus 655 (V78/Q88/DI81)
IELTS 7.5 (L7.5/R8.5/W6.5/S6.5)

Q. 受験するにあたり使用していたカウンセラーを教えてください

Elite Essays (Kaori, Bryan)
+Sam, Nishと面接対策
+Edから学校対策資料を購入


Introduction

Q. 海外経験と期間を教えてください 

年1程度の海外旅行+海外出張2回程度の経験以外無し

Q. バックグラウンドや職務経験などについて教えてください

食品・飲料メーカーにて営業5年・サステナビリティ戦略4年

Q. なぜ、留学に行こうと思ったのですか。そのきっかけや理由を教えてください

・現部門の担当役員やチームリーダーなど、周囲にMBAホルダーが複数いたこと
・グローバルでの経営人材に必要な英語力に不安と苦手意識があったこと
・学生時代に海外留学をしなかったことに心残りがあったこと

Q. 留学の目的や活動予定について教えてください

グローバル経営人材に必要なスキル・経験の獲得

Q. 留学後のビジョンを教えてください

長期:日本の消費財企業のCxOとして事業をリードする
短期:オープンイノベーション(CVC等)、提携案件(M&A)、新規事業のチームリーダーとして、未来志向の事業成長を牽引する(現段階の予定)


Preparation for Application

Q. 留学を考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか

2021年夏:情報収集開始、社内公募に向けたTOEIC対策と受験開始
2022年秋:社内外の社費MBA経験者へヒアリング開始、IELTS初回受験、社内公募に応募
2022年冬:社内公募応募(1回目)、面接(日・英)→落選、私費@欧州も検討開始
2023年春:欧州旅行に合わせてキャンパスビジット(IESE, Edase, SDA, Copenhargen, LBS)
2023年冬:社内公募応募(2回目)、面接(日のみ)→合格
2024年GW:IELTS受験、11回目で奇跡的にスコア7.5をゲット
2024年7月:EA受験、初回で奇跡的にスコア160(旧GMAT720相当)をゲット、R1でのUS出願(CBS, Anderson)準備を慌てて開始
2024年8月:GMAT受験、初回でスコア655(旧GMAT710相当)をゲット、R1でHaasを追加することを急遽変更
2024年9月:R1出願(CBS, Haas, Anderson)
2024年10月上旬:北米出張に合わせて上記3校にキャンパスビジット
2024年10月下旬:UCLA Interview
2024年12月中旬:UCLA waitlist, Haas rejected, CBS waitlistのためR2出願準備開始
2025年1月:R2出願(Kellogg, Yale, NYU, Ross)
2025年2月:全部落ちに不安になった&妻の妊娠も発覚し3月末に進学先を決めるために、欧州校に出願(HEC Paris, Esade, IE)
2025年2月中旬:Interview(Ross, Esade)
2025年3月上旬:Interview(IE, HEC Paris)
2025年3月中旬:Admit letter受領(Esade, Ross, IE, HEC Paris)
2025年3月下旬:NYU以外合否が揃ったので、Rossへの進学を決める

Q. 大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか
(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)

ネット記事(海外MBAドットコム含む)、各校アドミor在校生主催のイベントへの参加、在校生/アルムナイとのコーヒーチャットなど

Q. 受験準備にかかった費用について、教えてください

約325万円
(エッセイカウンセラー、テスト、出願、予備校、オンライン英会話などを含み、カフェ代金、自習室、キャンパスビジット費用、入学決定後の費用などを除く)

Q. 留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しました(もしくは、調達予定)ですか

会社負担+個人負担(約半々)、個人負担分は貯金から支出

Q. TOEFL/IELTSについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください
(科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)

R/L:公式問題集、Affinity(内宮先生)
S/W:Agos, DMM, IELTS Answer(添削)などを使用

結果としてS/Wは満足いく水準まで上がりませんでしたが、Affinityの内宮先生に鍛えていただき、R/Lを稼ぐポイントにして、どうにか7.5を取りました

Q. GMAT・GREについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください
(科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)

Quants:マスアカ、ジェイマス、Official Guide(OG)
Verbal:G-Prep(中山先生)、OG、Affinity(RC, 内宮先生)
Data:G-Prep(中山先生)、OG

GMATはG-Prep中山先生を基本として、V-RCは内宮先生にお世話になりました。
数学は学生時代から得意科目だったので、Vの対策を中心に進めました。

Q. 上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください

Elite Essays (Kaori, Bryan)を起用し、Kaoriと日本語で骨子を作成したのちに、Bryanにエスカレーションされて仕上げていくスタイルで進めました。
検討時は1週間で10名程度のカウンセラーに会い、納得感を持って決めましたが、情報が非対称であり相性もあり、生成AIもある時代ですので、振り返っても何がベストの選択肢だったかは悩ましいところです。

Q. エッセイについて、準備方法や苦労した点、工夫した点などを教えてください

自分自身のグローバルでのビジネス経験が限定的で、戦略部門として定量的な成果が示しづらく、訴求ポイントをブラッシュアップすることに苦戦しました。最も大事なリーダーシップエッセイは、北米子会社との連携を通じた成果創出を固定して記載しましたが、これが弱かった結果としてEssay全体を締めることができなかった気がしています。なので、リーダーシップエッセイのネタだしは本当に大事だと思います。一方、パーソナルエッセイや他のエッセイでは自分自身の人間性や将来の可能性を示せるような構成をイメージしながら作成でき、改善点はあるものの納得度高く仕上げることができました。

Q. 推薦状について、準備方法や苦労した点、工夫した点などを教えてください

社内公募を応援してくれた元直属上司+現在の直属上司に依頼しました。
二人とも非MBAホルダーでしたので、学校の特色や私のエッセイの内容、選考プロセスなどを丁寧にインプットして、記載の方向性を整えました。

Q. インタビューについて、準備方法や苦労した点、工夫した点などを教えてください

Bryanと2回、Nishと2回、Samと1回実施し、その他はDMM英会話で15回ほど+ChatGPTの音声入力を活用してトレーニングしました。仕事に追われてInterviewの準備は少し疎かになってしまったので、ここは反省しています。

Q. エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか

以下3点を中心にアピールしました。
・コミュニケーション力と実行力を生かした子会社支援で創出したビジネス上の成果・実績
・周囲と連携しながら舵取りするリーダーシップスタイルを形成した学生スポーツの経験
・サステナビリティ/ESGへの関心や業務経験
一方、JTC国産人材にありがちな、グローバルリーダーシップ経験の無さがエッセイやインタビューで話す内容の厚みのなさに繋がってしまった気がしており、エッセイやインタビューを通じて自分自身のビジネス経験の浅さを痛感しました。


School Choice

Q. 受験校はどのように選択しましたか

ランキングやブランド力をベースに、
・コラボラティブなカルチャーと人
・インターナショナルな学習と住まいの環境
・ESGやソーシャルインパクトに強いカリキュラムや機会
などを踏まえ、幅広く検討しました。

Q. 進学予定先を選んだ理由は何ですか

合格した学校の中で比較したときに、最も成長できそうな環境だったため。
MAPやStudent Fundなどの実践型の学習機会、国際的で落ち着いた校風や立地、インクルーシブなカルチャー、米国大学のブランド力(対欧州)、在校生の雰囲気が総じて自分にマッチしていると感じました。

Q. キャンパスビジットを行ったことがある場合、実施時期や内容について教えてください

海外出張に合わせてR1出願後に実施。CBS&Andersonではアドミと在校生と話ができました。Haasは土曜日に訪問したため、在校生のみの訪問になりました。いずれも留活交流会やAgosのイベントで登壇されていた方々でして、LinkedInでメッセージをしてアポイントを取りました。どなたも丁寧に接してくださり、とても感謝しています。
*社費合格前の2023年夏にEsadeにも訪問し、キャンパスツアーに参加


Scholarship

Q. 奨学金に応募をした場合、奨学金の内容や応募方法などについて教えてください

応募せず


Advice and Message

Q. 失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。

英語力を高めることを怠らないこと
短期間に様々なタスクが並行するMBA受験の中で、当たり前ですが最後はビデオエッセイやインタビューの出来が結果に大きく影響します。アプリケーションはAIやカウンセラーで誤魔化しがきくと思いますが、私自身の受験においてはビデオエッセイやインタビューが実力通り出てしまったことが1番の反省です。なので、もちろんIELTS/GMATは当然重要なのですが、ゴール(Interview)から逆算したSpeakingの改善に時間を割くべきだったと反省しています。

自己分析、エッセイのネタだし
途中にも書きましたが、初期の自己分析とネタだし次第で、アプリケーションの密度が変わると思います。カウンセラーは情報の非対称性が大きく相性なども影響する中で、どうすればいいエッセイのネタを出せるかは最後まで分かりませんでした。当たり前ですが、仕事をしている時には「これエッセイに書こう!」と思って取り組むわけでもない中で、いいエッセイのネタを書くには、日頃からいい仕事をすることとそれらをしっかり棚卸をして日本や所属産業・領域に親しんでいない人にも伝わる形に変換することが重要です。書いていると当たり前で簡単そうなのですが、私はこの作業が一番苦手で難しかったです。

Q. 一言メッセージをどうぞ!

入社時のTOEIC550点の超純ドメからでも、USの学校から合格をもらうことができました。私は実力以上に運がよかったタイプの受験生でしたが、諦めず数打てば一定のチャンスがあると思います。皆さんの受験生活が素晴らしいものになることを祈っています!
また、私自身海外MBAドットコムの体験記を読み、様々な意思決定の参考にしました。自分自身が助けられたので、これからは微力ながら皆さんに貢献できればと思っています。noteやxをとてもゆるく更新しようと思っているので、何かあれば遠慮なくご連絡いただければと思います!
X: @BeerMan__Jp

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